新築をご計画される場合、折角だから良い仕様にしたいとお考えの方は多いと思います。その中でも気密・断熱の性能に関係してくる窓ガラス。一般的にはペアガラスというガラスが二層になっているタイプを標準装備にしている会社は多く、私たちSEISYOも標準搭載しております。ですが最近ではガラスが三層になっているトリプルガラスを標準装備にしているハウスメーカー、工務店があります。今回は、トリプルガラスを選ばない方が良いデメリットについてお伝え致します。
結論から言いますと、トリプルガラスの大きなデメリットは3つあります。
・重量がある
・金額がペアガラスの2倍
・寿命が早い
この3つです。
一つずつご説明致します。
例えばリビングに取り付けることの多い「掃き出し窓」があります。この大きさのトリプルガラスはとても重く、女性が一人で開けようとしますと、思い切りよく力を入れて引かないと開けることができません。そのくらいの重さがあります。ということは、それが毎日になると考えると窓ガラスを開けるという行為そのものに対し不満を感じるようになってしまいます。さらにお伝えしますと、新築当時は良くても高齢になられた時のことを想像してみてください。家は5年や10年で買い替えるものではないため、60歳、70歳、それ以上お建てになられた家に住むことになります。70歳になった時のことを想像しますと、おそらく力は今よりも弱くなられていると思います。今お住まいの家の窓ガラスが単層ガラス(一層ガラス)であれば、単純に3倍近い重さであり、今お住まいの家の窓ガラスがペアガラス(二層ガラス)であれば1.5倍の力が必要になります。将来のことを見据えて仕様を選んでいきましょう。
定価ベースで他のガラスと比較しますと、単層ガラス(一層ガラス)の5倍、ペアガラス(二層ガラス)の2倍の価格がトリプルガラスです。窓は一部分だけトリプルガラスにすることはできないため、家一軒分のガラスの金額が単純にペアガラスの2倍になります。将来的に割れてしまった時の支出を気にされる必要はないかと思いますが(火災保険に加入している前提です)、建築当時のイニシャルコストは大幅に高くなります。さらに次に記載しますメンテナンス費用のことも考えますと、コスト面が大きくなってしまいデメリットと言えるでしょう。
窓ガラスは、湿気や雨水が侵入しないためにゴム性のパッキンがついています。これは一般的環境であれば10年程度で劣化します。それ以外にも窓ガラスにはメンテナンスが必要な寿命が関係する部分があります。
・ガスの抜け
・雨水の侵入
・紫外線による劣化
・ガラス自体の重さ
・自然災害によるダメージ
ガラスとガラスの中間層に入っているガスは、毎年約1%ずつ抜けていき、30%(約30年)を越えると性能が落ちていくのですが、パッキンの劣化によって抜ける量は徐々に増えていきます。サッシの使い方、ガラスの重み、地震などの揺れなどによるサッシや窓枠への負荷によってダメージを受けると劣化は更に早まります。劣化していきますと結露やカビが発生し、隙間風や雨漏りの原因になります。メーカー保証は基本10年間です。
もちろんトリプルガラスは性能が高く、少しでもより良く快適に過ごせる家を理想とされるお気持ちは十分理解できますが、そればかりに固執し過ぎてしまい、デメリットを把握せずに選択してしまうことはとても危険な行為です。家はご予算と設計、デザイン、性能のバランスを考えて造ることが理想のライフスタイルに近づけることができます。
SEISYOでは、家づくりのスタートで「どのようなライフスタイルをお考えですか?」とお聞きします。お客様の理想のライフスタイルを実現し、笑顔で暮らし続けて頂くために、ライフスタイルを明確に決めてから家づくりをスタートすることは最も大切なことだと考えております。是非、SEISYOにご相談ください。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。