新築を建てるためには、土地を用意する必要があります。すでに購入し土地をお持ちの方、もしくはご両親様が土地をお持ちでその土地に建築する方などは建物の計画のみを進めることができますが、まだ土地をお持ちではなく、これから探される方にとっては、土地と建物を同時に進めていく必要があります。そこで今回の記事では、良い土地が出たらすぐに購入できるように準備しておく3つのことについてお伝えします。
土地探しをすでに行なっている方はご存知かと思いますが、理想の土地とはなかなか見つからないものです。その理由は、良い土地は自分以外の方も購入したいと思っているからです。なので、購入したい土地の条件を決めずに土地探しをしていると、「これだ！」という土地が見つかったとしても、本当にそれで良いのかを悩んでしまったり、予算が足らなかったりして購入に踏み切ることができない場合があります。ということは逆に「条件」を決めていることで、理想の土地が見つかったとき、すぐに動き出すことができるということになります。
土地を購入するための要素には以下の項目があります。
・予算
・大きさや方位
・周辺環境
・建築条件
土地とは上記4つの購入に踏み切るために必要な要素が組み込まれており、4つの兼ね合いが良い土地を「良い土地」とされています。仮に大きさや周辺環境が最適な土地を見つけたとしても、土地の価格が予算オーバーをしていたり、土地に定められた建築条件が理想のライフスタイルに必要な要素を満たしていない場合、購入に踏み切ることはできません。
先ほど述べましたように、土地によっては「理想のライフスタイル」を満たすことができない建築条件が定められていることがあります。その場合、土地を購入しても建物の要望通りに設計することができません。そのため、土地を探すよりもまず建物のご要望を定める必要があり、そのご要望に合った土地を探すことが必須となります。
このように建物の要望を決めずに土地探しから家づくりを進めていき、土地を購入した後に、
・理想の建物が建たなかった
・土地の価格が大きすぎて、建物に予算をかけられなかった
というようなことになってしまい、家づくりを後悔している方もいるようです。
そのため、家づくりは最初に建物についてどうするのかを決めることをお勧めします。
建物も土地も、予算やその他の条件との兼ね合いが重要になります。どれか一つでも欠けていると、結果的に「もっとこうしておけばよかった」などといったことを新築完成後に感じてしまう可能性があります。建物で言えば、
・予算
・性能
・デザイン・仕様
・設計（間取り）
これらをバランスよく設計することが重要になります。土地に関しては先ほどお伝えしましたように、
・予算
・大きさや方位
・周辺環境
・建築条件
これらのバランスが重要になります。
しかし、土地にも建物にも購入する費用を準備する必要があります。そしてその予算は別々に考えるのではなく、全体予算として把握し、その全体予算を土地、建物といった風に振り分け、さらに小項目別に振り分けていくプランニングをするようにしましょう。ただし、これは専門的な知識が必要になるため、インターネットの情報によって進めていくのではなく、信頼できる住宅会社を探した後に、その住宅会社に相談して進めてください。
建物の要望を定めて、次に土地を購入するための要素をまとめる時、重要なことは「優先順位を決めること」です。
・予算
・大きさや方位
・周辺環境
・建築条件
上記の要素について、
・絶対に叶えたい条件
・できれば叶えたい条件
・どちらでも良い条件
上記3つの項目に分け、それを優先順位としてご要望を振り分けてみてください。そしてそれらを全て満たすことができる土地は基本的にありません。土地とは世界に二つとして同じものはありません。土地には良い面も悪い面もあります。そのため、おおよそ70％前後、ご要望を満たしていれば購入した方が良い土地であると言われています。この残りの30％が「どちらでも良い条件」に当てはまっているのであれば、購入に踏み切っても良いでしょう。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
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