注文住宅は、住む人のライフスタイルに合わせて設計できるのが魅力ですが、良いと感じる家にするためには各部屋の広さをどのように決めるかが重要なポイントになります。しかし、部屋の広さはただ広ければ良いというわけではなく、実際に暮らしやすい間取りにするためには、ご家族構成に合わせた適切な広さにする必要があります。今回の記事では、注文住宅での各部屋の広さの決め方について解説します。
部屋の広さは、ご家族構成や生活習慣に合わせた広さにすることが重要です。ここでは、各部屋の一般的な広さの目安をお伝えします。
玄関は家に入る最初の場所であり、家族やお客様が最初に目にする空間です。一般的な玄関の広さは3〜4帖程度が多いですが、家族の人数やライフスタイルによって調整が必要です。たとえば、ご結婚されていない方やご夫婦のみの場合であれば2帖程度でも問題なくお過ごしいただけますが、お子様がいるご家庭の場合、ベビーカーや自転車を収納する場所を考慮する必要があるため、広めの玄関を計画することをお勧めします。また、土間収納を設けることで、靴や傘、アウトドア用品の収納を増やし、玄関を常にすっきりと保つことができます。
リビング・ダイニングは中心となる場所です。一般的には、12〜14帖程度が快適に過ごすことができると言われております。家具の配置やご家族様の動線をイメージして広さを決めていきましょう。リビング・ダイニングには、ソファ、テレビ、ダイニングテーブルなどの大型家具が配置されるため、それらを配置した上でも快適に動けるスペースを作ることが大切です。
キッチンは、毎日の料理や家事の中心となる場所です。冷蔵庫、カップボード(食器棚)、システムキッチンを配置しますので、4帖程度が必要とされます。また、パントリーを設けることで、食品や調理器具の収納スペースが増えますので、キッチンを効率的に使うことができるようになります。
一般的なトイレの広さは1帖程度ですが、手洗いスペースを設ける場合や、将来的な介護を考慮して、1.5帖〜2帖程度の広さを検討することも可能ですので、事前に将来のことを考えて設計することが大切です。
洗面脱衣室は、洗濯機と洗面台を設置するために最低2帖の広さが必要とお考えください。しかし、ご家族様全員が利用するスペースであるため、仮にご家族様の人数が4人である場合、2帖では少し窮屈に感じるかもしれません。また、タオルや洗剤などの収納スペースがあると、選択から収納、そして使用するまでの動線が短縮できて家事を楽にすることができるでしょう。
一般的な浴室サイズは1坪(1616サイズ)ですが、ゆったりとした空間がお好みの場合は1.25坪サイズの浴室を選ぶことも可能です。広めの浴室にすることで、リラックスできる空間が作れます。
収納スペースは、ご家族様の生活習慣や持ち物の量によって大きく異なります。また、衣類や季節用品を効率的に収納するためには、ウォークインクローゼットをお勧めします。ご家族様の人数や収納物に応じて、どこに何を収納するのかを設計に取り入れていきましょう。
居室はお子様のお部屋の場合、一般的に4.5帖以上の広さにすることが多いです。ベッドや学習机を配置するために十分なスペースを確保しましょう。また、勉強スペースをリビングに設ける場合など、部屋の役割を限定することで、居室の広さを調整することも可能です。
主寝室は、ベッドや収納家具の配置を考慮して、6〜8帖程度の広さが理想的です。クローゼットの扉の開閉や動線をスムーズにするために、家具配置のシミュレーションを事前に行い、生活に支障がないか確認しておきましょう。
階段は、一般的に2帖程度のスペースを必要とします。まっすぐな階段やL字型、U字型などの形状によってスペースの取り方が異なるため、デザインと機能性のバランスを考えた設計をしましょう。
注文住宅では、自由に間取りを決めることができる反面、選択肢が多いため迷ってしまうこともあります。満足度の高い間取りにするためには、以下のポイントを意識しましょう。
流行や見た目だけで採用するのではなく、ご自身やご家族様の生活スタイルや習慣に合わせた間取りを設計することをお勧めします。日常の動線やご家族様全員が快適に過ごすことができる空間を意識することで、より暮らしやすい理想の家に近づくでしょう。
ご要望のすべての要素を詰め込もうとすると、多くの場合、予算オーバーしてしまいます。そのため、絶対に譲れないポイントを事前に明確にし、妥協できる部分を決めておくことが大切です。これにより、限られた予算内で最も満足度の高い家を建てることができます。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
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