外壁と屋根材の正しい選び方:新築住宅の外観を美しく保つために知っておきたいポイント | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2024/9/10

外壁と屋根材の正しい選び方:新築住宅の外観を美しく保つために知っておきたいポイント

新築住宅を建てる際、外壁や屋根材はその外観を大きく左右する重要な要素です。選び方ひとつで、家全体の印象はもちろん、長期的なメンテナンスのしやすさや快適さも変わってきます。外壁と屋根は住まいの“顔”ともいえる部分であり、その素材やデザインを慎重に選ぶことで、長く美しい状態を保ちつつ、住宅性能も向上させることが可能です。今回の記事では、外壁材や屋根材の選び方のポイントと、それぞれの素材の特徴について詳しくご紹介します。新築住宅を検討されている方や外観の仕上がりにこだわりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

外壁と屋根材の選び方のポイント

  1. 地域の気候や環境に合った素材を選ぶ

外壁材や屋根材を選ぶ際、まず考慮すべきなのは、家を建てる地域の気候条件や環境です。例えば、寒冷地では断熱性能や防水性能が高い素材を選ぶことが重要です。降雪の多い地域では、耐久性や防水性に優れた金属製のサイディングやガルバリウム鋼板が適しています。一方、温暖な地域や多湿な場所では、通気性の良い素材や耐候性の高いものが求められます。

また、車通りの多いエリアや繁華街近くに家を建てる場合は、防音性能が高い外壁材を選ぶことも一つのポイントです。周囲の騒音を和らげることで、家の中の静けさを保つことができます。

  1. メンテナンスのしやすさを重視

外壁や屋根は、長期間にわたって外部の環境にさらされるため、定期的なメンテナンスが必要です。選ぶ素材によってメンテナンスの頻度や費用が異なるため、耐用年数の長い素材を選ぶことで、将来的な出費を抑えることが可能です。

安価な素材を選ぶと、数年以内に劣化が進み、早々に補修や張替えが必要になることもあります。例えば、モルタルやサイディングは耐久性があり、適切なメンテナンスを行うことで長持ちさせることができます。しかし、目地や塗装部分が劣化しやすいため、10年に1度程度のメンテナンスが必要です。一方で、タイルやガルバリウム鋼板のような外壁材は、メンテナンスが少なくて済むため、長期間美しい外観を保つことができます。

  1. 色選びは大切に

外壁や屋根の色を選ぶ際、サンプルを確認せずにカタログや写真だけで決めてしまうと、完成後の見た目がイメージと異なることがあります。実際に広い面積に色を施すと、色の見え方が変わる「面積効果」という現象が起こりやすいため、大きめのサンプルを取り寄せて確認することが重要です。

また、外壁の色は周囲の環境や住宅全体のデザインにも大きく影響します。自然の景観に溶け込むような落ち着いた色合いを選ぶことで、時間が経っても古びることなく、常に新鮮で美しい外観を保つことができます。

よく使われる外壁材の特徴

次に外壁材の特徴を解説します。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、亜鉛、アルミ、シリコンを合金化し、耐久性や耐候性に優れた外壁材です。この素材は、軽量でありながら断熱性や遮音性にも優れ、特に寒冷地や雨の多い地域で広く使用されています。ガルバリウム鋼板の最大のメリットは、軽量であるため住宅の耐震性を高めることができる点です。さらに、メンテナンス性が高く、長期間にわたって美しい状態を保つことができるため、コストパフォーマンスにも優れています。

ただし、傷がつくとその部分からサビが広がる可能性があるため、定期的な点検や補修が必要です。また、表面が薄いため、雨音が響きやすいというデメリットもあるため、遮音材などの工夫をする必要があります。

サイディング

サイディングは、日本の戸建て住宅で最も一般的に使用されている外壁材で、木質系、樹脂系、金属系、窯業系の4種類があります。特に、窯業系サイディングは耐火性、耐久性に優れており、デザインのバリエーションも豊富です。価格帯も広いため、予算に応じた選択が可能です。

サイディングは、定期的な塗装メンテナンスが必要で、10〜15年に一度の再度防水塗装を行うことで、外観を美しく保つことができます。特に窯業系サイディングは、耐火性にも優れており、安全性の高い選択肢です。

タイル・レンガ

タイルやレンガは、耐久性が非常に高く、外壁材としての寿命は半永久的ともいわれます。吸水性が低く、ひび割れや剥がれがほとんどないため、メンテナンスの手間も少ないのが特徴です。地震などの揺れにも強く、しっかりと施工されていれば安心して使用できます。

一方で、初期費用が高いというデメリットもあります。また、目地部分は定期的な補修が必要となるため、完全にメンテナンスフリーとはいえませんが、外壁材としての耐久性は非常に高いものがあります。

モルタル

モルタルは、セメントと砂、水を混ぜ合わせて作られる外壁材です。自由度が高く、デザインや仕上げ方によって多様な外観を演出できるため、個性的な家を作りたい方に人気です。ただし、モルタルはひび割れしやすい性質があるため、適切な下地処理と塗装を行うことが重要です。

特に最近では、モルタルのひび割れを防ぐために、弾力性のある塗料や補強材を使用することで、より長期間使用できるよう改良されています。

塗り壁

塗り壁は、モルタルや漆喰を使って仕上げる伝統的な外壁工法です。自然素材を用いることで、独特の風合いと温かみがあり、最近では再評価されることが増えています。防火性にも優れているため、安全性が求められる建築に適していますが、ひび割れが発生しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

よく使われる屋根材の特徴

次に屋根材について解説します。

スレート

スレートは、セメントに繊維を混ぜて成形した薄い屋根材です。軽量でありながら、防音性に優れており、多様なデザインや色合いが楽しめるのが特徴です。ただし、スレートそのものに防水性がないため、定期的に防水塗装を施す必要があります。

瓦は、日本の伝統的な屋根材であり、特に粘土瓦は非常に高い耐久性を誇ります。メンテナンスフリーで50年以上使用できる一方、重量があるため耐震性には注意が必要です。セメント瓦も人気で、軽量で扱いやすい一方、耐用年数は30〜40年程度です。

まとめ

新築住宅の外壁材や屋根材の選び方には、地域の気候、メンテナンスのしやすさ、そしてデザインや耐久性を考慮することが大切です。特にガルバリウム鋼板は、その耐久性、デザイン性、軽量さから、多くの方におすすめの素材です。長期的に快適な住まいを維持するために、自分に合った素材を選び、快適な生活を送りましょう。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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