住宅ローンの選び方:金利や団信など5つの比較ポイントを徹底解説 | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2024/10/1

住宅ローンの選び方:金利や団信など5つの比較ポイントを徹底解説

住宅ローンは、新築の購入において建築費用を捻出するための重要な要素の一つになります。しかし、借入額が大きく、返済期間も長期にわたるため、融資を受ける際には慎重に進めていく必要があります。今回の記事では、金利タイプや団体信用生命保険(団信)など、住宅ローンを選ぶ際に押さえておきたい5つの重要な比較ポイントについて詳しく解説します。これから住宅ローンを検討する方に向けて参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.金利タイプの選び方

住宅ローンを申し込むにあたり、返済額や返済計画に大きく影響を与える金利タイプを知る必要があります。金利タイプは主に以下の3つがあります。

変動金利型

市場の金利変動に応じて金利が変わるタイプです。メリットは、低金利時には返済額が減少することですが、デメリットとして金利が上昇すると返済額が増えるリスクがあります。短期で返済をお考えの方には向いていますが、長期的な返済をお考えの方には金利が上昇するというリスクを考えて計画する必要があります。

全期間固定金利型

借入時の金利が住宅ローンを完済するまで一定で変わらないため、長期的な返済計画が立てやすく、安定した返済が可能となるタイプです。しかし、変動金利型よりも金利が高めに設定されるため、毎月の返済額が高くなる特徴があります。

固定金利期間選択型

融資実行時に選択した一定期間のみ金利を固定することができ、その期間後に再度金利を選択するタイプです。2年、5年、10年などの選択肢があり、短期的な安定を求める方に適していると言えますが、固定期間終了後に金利が変動する可能性があるため、そのリスクに備える必要があります。

2.ローンの種類と借入先の選び方

金利タイプの次に考えるべきは、どの金融機関からローンを借りるかを考えていきましょう。住宅ローンを提供する機関は主に以下の3つに分類されます。

民間ローン

銀行や信用金庫、ネット銀行などの民間金融機関が提供するローンです。金利タイプやサービスが豊富で、金融機関ごとの特典や優遇措置を活用できる場合があります。不動産会社と提携している「提携ローン」は、金利優遇や手続きの簡便さが特徴です。

公的ローン

財形住宅融資や自治体融資など、国や地方自治体が提供するローンです。低金利が魅力ですが、利用するための条件が民間ローンよりも厳しいという特徴があります。例えば財形貯蓄制度を利用していることなどが条件になることがあります。利用できる方にとっては非常に良い手段となるでしょう。

フラット35

住宅金融支援機構が提供する全期間固定型の住宅ローンです。返済期間中の金利を固定にできるため、返済金額においては市場金利に左右されず、長期の資金計画が立てやすいという特徴があります。一方で、変動金利型に比べて金利が高めに設定されることから総返済額が高くなるため、収入とのバランスを考慮して選択してください。

3.団体信用生命保険(団信)の重要性

住宅ローンには、団体信用生命保険(団信)に加入することが融資を受ける条件にしている金融機関があります。主に民間の住宅ローンがこれに該当します。団信は、住宅ローン契約者がお亡くなりになられたり、または高度障害となってしまった場合、残りのローンを保険で完済するという仕組みになります。団信には基本的な保障に加え、三大疾病や八大疾病、要介護状態などをカバーするオプションもあります。

オプション団信のメリット

たとえば「ガン団信」では、契約者がガンにかかってしまった場合にローン残高が完済される仕組みです。また、要介護状態になった場合にも保険金でローンを完済できる特約が付いた団信もあります。これにより、万が一の事態でも家族の生活を守ることができ、安心して住宅ローンを返済できます。

加入時の注意点

団信は住宅ローンの契約時にしか加入できず、契約後に保障内容を変更することはできません。また、団信加入時には健康状態に関する告知義務があり、虚偽の申告があった場合には保障が受けられなくなる可能性もあるため、告知義務を正確に守る必要があります。

4.諸費用の確認

住宅ローンを利用する際は、建築費用以外にも様々な諸費用があります。これらの費用は契約時に一括で支払う必要があるため、事前にしっかり把握しておくことが大切です。
主な諸費用には以下のものがあります。

保証料

金融機関に支払う手数料で、申し込みをされた方が返済不能になった場合に、代わりに保証会社が残債を返済する(代位弁済)という保証会社へ支払うための費用です。

登記費用

土地や建物の所有権や抵当権を登記するための費用です。一般的には司法書士に依頼することになりますので、その報酬も含まることになります。

融資手数料

住宅ローンの契約にかかる手数料です。金融機関によって異なりますが、融資額の1〜2%程度が一般的となります。

印紙税

ローンの契約書に貼付する印紙代です。これらの諸費用はまとめて支払う必要があるため、場合によっては、これらの費用を含む「諸費用ローン」を活用することも検討しましょう。

5.返済方法の選択

住宅ローンの返済方法には、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2つがあります。どちらを選ぶかによって、毎月の返済額や総返済額に違いが出るため、慎重に選ぶようにしましょう。

元利均等返済

毎月の返済額が一定で、計画を立てやすい返済方法になります。返済初期は利息が多く、元金の減少が遅いという特徴がありますが、毎月の支払いが一定のため管理がしやすいのがメリットと言えます。

元金均等返済

元金の返済額が一定で、利息分は残高に応じて減少します。元利均等返済に比べ元金の減少が早く、総返済額が少なくなる点がメリットと言えますが、返済初期の返済額が大きくなりますので、しっかりと返済計画を立てることが重要になります。
ご自身のライフプランや収入状況に合わせて、最適な返済方法を選択しましょう。

まとめ

住宅ローン選びは、金利タイプや団信、ローンの種類、諸費用、返済方法など、考慮すべきポイントが多岐にわたります。それぞれの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルや将来設計に合った住宅ローンを選ぶことで、安心して家づくりを進めることができるようになります。住宅ローンに不安がある場合は、私たちSEISYOに一度ご相談ください。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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