【本当はいくらかかる?】新築の“住んでからのランニングコスト”を全公開 | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2025/7/18

【本当はいくらかかる?】新築の“住んでからのランニングコスト”を全公開

新築住宅を建てるとき、多くの方が注目するのは「建築費」や「住宅ローン」でしょう。しかし、実際に暮らし始めてからかかる“ランニングコスト”も見逃せません。せっかく理想のマイホームを手に入れても、その後の支出が想定以上に膨らんでしまえば、生活が苦しくなってしまうことも。
この記事では、新築住宅の「住んでからの費用」に注目し、具体的な数字やシミュレーションを交えながら、どんな準備や工夫が必要かを詳しくご紹介します。

光熱費の目安と節約ポイント

建物の仕様や家族構成、地域によって異なりますが、光熱費は毎月の暮らしに直結する重要なランニングコストです。特に冷暖房効率に直結する「断熱・気密性能」や「窓の性能」は、ランニングコストを抑えるうえで非常に重要です。

光熱費の目安(一般的な3~4人家族)

※建物の仕様や暮らし方にもよりますが、以下は一般的な目安となります。

  • 電気代:月1万〜1万5千円程度
  • ガス代:月5千〜1万円程度(オール電化なら不要)
  • 水道代:月5千〜8千円程度

太陽光発電や高効率給湯器(エコキュートなど)を導入することで、年間数万円単位での節約が可能になります。さらにHEMS(エネルギーマネジメントシステム)を活用することで、電気の使用状況を可視化し、より効果的な節電が期待できます。

固定資産税のしくみと金額の目安

固定資産税は、土地と建物の評価額をもとに毎年課税される税金です。新築から3年間(長期優良住宅は5年間)は軽減措置がありますが、その後は本来の税額に戻るため注意が必要です。

固定資産税の目安

※地域や建物仕様により異なりますが、おおよその目安をご紹介します。

【土地と建物合わせて年間10万円前後】

また、都市計画税が別途加算されるケースもあります。建物の規模が大きい、設備が充実している、土地の評価が高い、といった要素で金額は上がっていく傾向にあります。

修繕・メンテナンス費の見込み

新築時は新品なのでつい忘れがちですが、10年・20年と暮らしていくうちに、必ずメンテナンスは必要になります。特に外壁や屋根、設備機器などは寿命があり、まとまった費用が発生します。

想定される主なメンテナンス項目

※使用する建材や設備グレードによって異なりますが、以下は一般的な例です。

・外壁塗装:15年程度で100万円前後
・屋根の補修:20年程度で50万円〜100万円
・給湯器・エアコン交換:10〜15年で15万〜30万円前後

将来的な出費に備えて、月々1万円程度を修繕積立として確保しておくのがおすすめです。

その他のランニングコストも要チェック

光熱費や固定資産税など、よく取り上げられる支出以外にも、新築住宅にはさまざまな“見えにくいランニングコスト”が存在します。
これらの支出は生活に直接かかわるだけでなく、後から想定外の出費としてのしかかることもあるため、事前に把握しておくことが大切です。

想定外の支出が発生することもある

住宅ローンの支払いだけに目を向けていると、思わぬ出費に戸惑うことがあります。特に新築住宅では、「想定外だった支出」に後から気づくケースが少なくありません。以下のような支出は、事前に把握しておくと安心です。

・家具・家電の買い替えや新規購入費用
・引っ越し費用(荷物の量によっては高額に)
・地域の町内会費や清掃当番にかかる費用や時間

こうした“暮らし始めて気づく出費”も、資金計画に含めておくことをおすすめします。

家によってかかる費用はさまざまですが、以下のような費用も日々の支出として意識しておくことが大切です。

その他の想定費用

・火災保険・地震保険:年間数万円(地域や補償内容で異なる)
・インターネット・通信費:月5千〜1万円前後
・庭木や外構の管理費:自主管理でも手間・道具代などが発生

また、子育て世帯の場合は学校や習い事への送迎、自家用車の維持費なども生活費に直結してきます。

年間維持費の試算と計画の立て方

新築住宅を建てる際に大切なのは、目先の建築費やローンだけでなく、「住み続けるために毎年どれくらいの費用が必要なのか」を具体的に知っておくことです。年間単位での維持費をあらかじめ把握しておくことで、無理のない生活設計につながります。ここでは、その試算方法と家計への組み込み方について詳しく見ていきましょう。

年間のランニングコストをざっくり把握しよう

各種費用を月額で考えるだけでなく、1年単位で試算しておくことで全体像が見えやすくなります。以下は、3〜4人世帯の一般的な新築住宅の年間ランニングコストの一例です(目安)。

・光熱費:約18〜30万円
・水道代:約6〜10万円
・固定資産税:約10万円
・保険・通信・その他:約10〜15万円
・修繕積立:12万円(1万円×12ヶ月)

合計:約56万〜77万円程度

※建物の仕様や地域差によって変動があります。

こうして合算すると、毎年50万円以上の維持費がかかるケースもあることが分かります。

世帯年収に対する維持費の“適正比率”とは?

一般的に、住宅ローンと維持費を合わせた住居費は「手取り年収の25〜30%以内」に収めると、無理のない家計が保ちやすいと言われています。
たとえば、手取り年収が500万円の場合、年間の住居関連費は125万〜150万円がひとつの目安となります。
その中でランニングコストがどの程度かを意識して予算を組むと安心です。

建てる前にできる“省コスト”対策

住み始めてから慌てないように、計画段階で次のような対策を取っておくと安心です。

4つの具体的な工夫

①断熱・気密性能の高い仕様を選ぶ → 初期費用は上がっても、長期的に光熱費を抑えられる
②太陽光発電や高効率設備の導入を検討 → 補助金・売電・節電でトータルの支出を軽減
③外構・庭は“管理しやすい設計”に → 雑草処理や剪定の頻度を減らす工夫を
④メンテナンス費用も視野に入れて家計を設計 → 修繕積立として毎月一定額を確保する

メンテナンスコストを捻出する方法は?

とはいえ、「月1万円の積立は難しい」と感じるご家庭もあるかもしれません。そんなときには、日々の支出を見直したり、ボーナスや一時収入の一部を修繕費用として取り分けるのもひとつの方法です。また、あらかじめ「住宅購入費」とは別に予備費を設けておくことで、急な出費にも対応しやすくなります。

節約の意識を家族全体で共有する

毎月の家計におけるメンテナンス費用は、家族全体で協力して管理することでより安定します。光熱費の節約や食費の見直しだけでなく、子どもたちにも「大切な家を長く使うための費用」という意識を持ってもらうと良いでしょう。
家庭内で目標を共有し、無理なく貯めていける環境づくりが重要です。

ライフプランと連動させた資金計画を立てる

教育費や車の買い替え、老後資金など、将来的に必要になる大きな支出と合わせて、修繕・メンテナンス費も計画に組み込んでおくと安心です。
ライフプランと連動させて資金を振り分けることで、必要なときに必要な金額を無理なく準備できるようになります。

まとめ:建てる前に“暮らしの維持費”を把握しておこう

新築住宅は「建てて終わり」ではなく、「暮らし続ける家」です。初期費用だけでなく、光熱費や税金、メンテナンスなどのランニングコストを見据えて計画することで、将来の不安を減らし、快適で安心な暮らしが実現しやすくなります。家づくりを考える際には、こうした“住んでからのコスト”にも目を向け、無理のない設計と資金計画を立てていきましょう。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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