【キッチンはもう主役じゃない?】これからの“ダイニング中心設計”とは | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2025/8/1

【キッチンはもう主役じゃない?】これからの“ダイニング中心設計”とは

これまでの住宅設計では、キッチンが“家の中心”とされることが多く、動線や収納、機能性の工夫もキッチンを基準に考えるのが一般的でした。 しかし近年、共働き世帯の増加やお子様と一緒に過ごす時間の見直し、さらには在宅ワークの普及といったライフスタイルの変化によって「家族の時間」が集まる場所として“ダイニング”が再び注目されています。
ご飯を食べる場所としてだけではなく、お子様の勉強、リモートワーク、家族の会話や団らん、趣味の作業など、多様な目的に対応できる“多機能な空間”としてのダイニング。 その結果、いま「キッチンが隣にある」のではなく、「ダイニングを中心に空間を組み立てる」発想が求められるようになってきています。
この記事では、そんな“ダイニング中心設計”の新しい考え方を、間取り・収納・動線の視点から解説し、これからの家づくりにどう活かせるのかを一緒に考えてみましょう。

なぜ今、“ダイニング中心の設計”が求められているのか

日々の暮らしの中で、家族が集まる時間と場所に変化が生まれています。かつては、料理をするためのスペースとして“キッチン”が暮らしの中心とされてきましたが、今では家族の誰もが長時間を過ごし、さまざまな活動を行う“ダイニング”に重心が移りつつあります。
食事だけでなく、宿題やリモートワーク、家族会議や趣味の時間など、多くの役割を担う空間として進化するダイニング。その機能性と居心地のよさは、家全体の使い勝手に大きく影響します。
こうした背景から、今後の家づくりでは「いかにダイニングを中心に設計するか」が重要なテーマになっているのです。

家族が集まる“行動の中心”が変わった

かつては、料理をする人、主に母親がキッチンに立ち、その周辺が生活の中心になることが多くありました。 しかし現在では、家族全員がそれぞれの時間を過ごすなかで、自然とダイニングに集まる光景が増えています。
テレビを観るよりも、ダイニングで子どもが宿題をしていたり、夫婦が一緒に食事をしながら仕事の話をしたり、という場面が多く見られます。 そのため、家族の行動の中心が「キッチン」から「ダイニング」に移っているのです。

食事・勉強・仕事…多目的空間としての進化

現代のダイニングは単なる食事の場にとどまりません。 共働き家庭では、子どもが学校から帰ったらダイニングで宿題をし、親は横でパソコンを開いて在宅ワーク。 休日には趣味の作業や家計簿の整理、家族の打ち合わせもこの場所で行われます。
「ひとつの部屋を多目的に使う」ことで、限られた床面積でも豊かな暮らしを実現できる。それが、今の家づくりにおいてダイニングが重要視されている理由のひとつです。

“配膳・片付け・収納”までを一体化した間取りの工夫

ダイニングが家族の中心になるにつれて、その周囲の使いやすさや効率も問われるようになってきました。特に、日常的な家事である「配膳」「片付け」、そして日々増えていく「ものの整理収納」は、設計段階から工夫することで暮らしやすさが格段に向上します。
最近では、これらの作業をスムーズにこなせるよう、キッチンとダイニングをつなぐ動線を見直したり、収納スペースを一体的に整えたりする間取りが注目を集めています。
ここでは、家事効率を高めながら、家族の会話も自然と生まれる“実用的な工夫”についてご紹介します。

キッチンとダイニングの“横並び配置”が人気

従来の対面キッチンやアイランドキッチンでは、キッチンからダイニングへ移動する際に動線が複雑になりがちでした。 最近では「横並びキッチン」と呼ばれる、キッチンとダイニングテーブルを一直線に配置するレイアウトが注目されています。
これにより、調理から配膳、食事、片付けまでの動きがスムーズになり、特に忙しい朝や夕方の時間帯に大きな時短効果を発揮します。 また、料理中でも家族と目線が合いやすく、会話が自然に生まれるのも大きな魅力です。

ダイニング横の“ファミリー収納”が大活躍

ダイニングまわりには日常的に使う物が多く集まります。 学校のプリント、文房具、薬箱、充電器、書類など、収納すべきものは実にさまざま。
最近の家づくりでは、ダイニングのすぐそばに「ファミリー収納」や「ワークスペース」を設ける間取りが増えています。 これにより、片付けやすさと取り出しやすさのバランスが整い、“いつも散らからないダイニング”を維持しやすくなります。

これからのダイニングは“暮らしの司令塔”になる

日々の生活の中で家族の中心となる場はリビングからダイニングへと移り変わっています。ただ食事をするだけの空間ではなく、家族が最も多くの時間を共有し、コミュニケーションを深める場所へと進化しているのがダイニングです。
さらに、リモートワークやリビング学習の普及により、ダイニングは“暮らしの司令塔”としての役割を担うようになりました。空間の快適性だけでなく、ライフスタイルの変化に対応できる柔軟性が求められています。
ここでは、ダイニングを中心に据えることで生まれる新しい住まいのあり方を、設計と暮らしの両面から考えていきます。

リビングよりもダイニングに“重心”を置いた設計

多くの家では、家族が最も長く滞在するのがダイニングというケースも少なくありません。
そのため、快適性を高めるために、照明の色温度や調光機能、床材の肌ざわり、椅子の座り心地といった“過ごしやすさ”に配慮した設計が求められます。 家具も、カフェのように居心地のよいテーブルや椅子を採用するご家庭が増えており、ダイニングを“くつろぎの場”として位置づけるケースも増えています。

ライフステージに合わせて柔軟に活用できる設計とは?

子育て中はリビング学習や家族の共有スペースとして、夫婦だけになったらゆったりとした趣味の空間として。ダイニングはライフステージに合わせて形を変えながら、常に暮らしの中核を担います。
テーブルや椅子の選び方、収納の工夫、将来的に“仕切れる”間取りにしておくことで、老後も安心して使い続けられる空間になります。

まとめ

従来の「キッチン中心」の家づくりから、「ダイニング中心」へと暮らしの重心が移りつつあります。 単なる食事の場所ではなく、学びや仕事、コミュニケーションの場としての役割を持つダイニング。 その価値に気づき、最初から“家の中心”として設計することで、より豊かで快適な日常が生まれます。
これからの家づくりでは、「ダイニングをどう設計するか」が、暮らし全体の満足度を左右する大きなポイントとなるでしょう。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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