空き巣などの侵入犯罪は、家の内部に入られる前の段階、つまり外構のつくり方で大きく防げます。警察庁のデータでは、侵入窃盗の多くが「侵入に5分以上かかると諦める」とされています。
つまり、泥棒にとって“入りにくい家”は、時間とリスクが増すため避けられる傾向があります。
外構は家の第一の防波堤であり、デザインや使い勝手だけでなく、防犯性能を意識することが大切です。とはいえ、防犯性だけを重視すると無骨な印象になりがちですが、素材やレイアウトを工夫すれば、見た目も美しい外構を実現できます。
ここからは、防犯性とデザイン性を両立するための外構ポイントをご紹介します。
外構の防犯性を高めるためには、泥棒の心理や行動パターンを理解したうえで、物理的・視覚的に侵入しづらい環境をつくることが重要です。
ここでは、門扉やフェンス、照明、植栽、防犯砂利など、それぞれの要素ごとに具体的な対策と設計のポイントを解説していきます。
門扉やフェンスは、侵入者に「入りにくい」と思わせるための重要な要素です。
まず高さですが、一般的に2m以上あれば乗り越えは難しくなります。ただし、完全に視界を遮るタイプは死角を作りやすく、侵入後に人目を避けられるため、あえて“適度に透け感のあるデザイン”がおすすめです。
また、フェンスや門扉は上部が尖った形や装飾付きにすることで、乗り越えにくさを強調できます。さらに、門扉の鍵はシリンダー式や電子錠など防犯性の高いものを選びましょう。
玄関までの距離が短い家では、門扉を家の外周に配置して侵入距離を伸ばすことも効果的です。
夜間は暗がりが増え、泥棒が身を隠しやすい時間帯です。そのため外構における照明計画は、防犯対策として非常に有効です。
特に人感センサーライトは、近づくと自動で点灯し、侵入者を驚かせる効果があります。また、常夜灯や足元を照らすポールライトを組み合わせることで、敷地全体に均一な明るさを確保できます。
光の色は温かみのある電球色よりも、白色系の方が防犯効果が高いとされます。照明の位置は、門扉・玄関・庭・勝手口・駐車場など死角になりやすい箇所を中心に配置しましょう。
屋外コンセントの位置も計画段階で考えておくと、後からの設置がスムーズです。
植栽は外構の印象を柔らかくし、自然を感じさせてくれますが、配置や高さを間違えると防犯性を損ないます。
例えば、高さが1.5m以上の生垣や茂みは、人がしゃがんで隠れるのに十分なスペースを与えてしまいます。防犯面を考えるなら、背の低い植物や枝葉の間隔が空いた樹木を選び、見通しを確保することが重要です。
また、植栽の足元には防犯砂利を敷くことで、近づくと音が鳴り、侵入を気づかせる効果が加わります。
定期的な剪定を行い、常に視界を妨げない状態を保つことも大切です。
防犯砂利は、人が歩くと「ジャリジャリ」という大きな音が出る特殊な砂利で、敷くだけで簡単に防犯性を高められます。
特に窓際や裏口、庭の奥まった場所など、人目が届きにくい場所に敷くのが効果的です。耐久性や色のバリエーションも豊富で、外構デザインに合わせやすいのも魅力です。
また、足音が響きやすいウッドデッキや金属系の舗装材も侵入を察知しやすくします。こうした“音で気づかせる”工夫は、泥棒にとって大きな心理的プレッシャーとなります。
防犯外構は「無骨でおしゃれじゃない」と思われがちですが、最近はデザイン性の高い防犯アイテムが増えています。
ガーデンライトや宅配ボックス、門柱を組み合わせれば、防犯性を高めつつ外観を引き立てられます。
フェンスや門扉も、木調アルミやスチールのモダンデザインを選べば、ナチュラルで洗練された印象に仕上がります。防犯対策を意識しつつも、素材や色を統一することで外構全体に調和をもたせられます。
外構は家の顔であり、防犯の最前線でもあります。侵入者を寄せつけない工夫は、安全な暮らしを守るだけでなく、家の資産価値を維持することにもつながります。門扉やフェンスの設計、照明や植栽、防犯砂利など、できることから一つずつ取り入れていくことが大切です。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
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