ボーナス併用は危険?今の時代に合う賢いローンの組み方 | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2025/10/17

ボーナス併用は危険?今の時代に合う賢いローンの組み方

マイホームを購入する際、多くの方が悩むのが「住宅ローンの返済方法」です。月々の支払いを抑えるために「ボーナス併用」を検討される方も多いですが、実はこの方法、今の時代にはリスクが高まっているとも言われています。
ボーナスは勤続状況や景気の変化に左右されやすく、将来的に支給額が減ったり、支給そのものがなくなる可能性もあります。そのため、返済計画が破綻してしまう確率が特に多いのがボーナス併用の返済計画を立てた場合です。
この記事では、ボーナス併用返済の仕組みと注意点、そして2025年以降の金利動向を踏まえた「今の時代に合うローンの組み方」をわかりやすく解説します。
これからローンを組む方はもちろん、すでに返済中の方にも役立つ内容です。

ボーナス併用返済とは?その仕組みと特徴

ボーナス併用返済とは、毎月の返済額を減らす代わりに、ボーナス月(年2回など)に多めの金額を支払う返済方式です。
例えば、月々8万円+ボーナス月20万円のように設定することで、表面上の毎月返済額が軽く見えるというメリットがあります。ただし、この仕組みには「ボーナスが安定して支給されること」が前提となっており、景気変動や勤務先の業績によって支給額が減ると、計画が大きく崩れるリスクがあります。

メリット

ボーナス併用には以下のようなメリットがあります。

・月々の返済額を減らし、家計の余裕を持たせることができる。

・借入総額を増やすことができる(審査上は年収に余裕があるように見える)。

・一時的に生活の質を上げることができる(広い間取りや設備グレードアップなど)。

一見すると魅力的ですが、これらのメリットは「ボーナスが継続して出る場合」に限られていることを知っておきましょう。

デメリット

ボーナス併用の最大のリスクは、ボーナスが減ってしまったときに返済が行き詰まってしまうことです。
例えば、ボーナス月に20万円の返済を設定している場合、もし支給が半減すれば10万円分を他の月から補う必要があり、生活費に大きな影響が出てしまいます。また、転職や出産・育児などライフステージの変化によって、思わぬ支出増や収入減が重なることもあるのです。
こうした事態を避けるためにも、ボーナス併用には慎重に必要があるのです。

なぜ今、ボーナス併用が“危険”と言われるのか?

ここ数年、経済環境の変化により「ボーナス頼みの返済」が危険視されています。
2025年時点での背景には、次のような要因があります。

①ボーナス支給の不安定化

近年、企業の業績連動型ボーナスが主流になり、安定的な支給が難しくなっている企業が増えています。特に中小企業では、ボーナスが一部カットされたり、支給が遅れたりするケースも見られるのです。
コロナ禍以降、この傾向は強まり、「ボーナスありきの返済計画」自体がリスク要因とされています。

②物価上昇と家計負担の増加

光熱費・食費・教育費など、生活コストが全体的に上昇しています。つまり、ボーナスをローン返済に充てる余裕が減り、実質的に手取りが減少している家庭が多いということになります。
以前であれば「ボーナスはローンに充てても問題なし」だった人も、いまは生活費の補填や貯蓄にまわす方が現実的になっています。

③金利上昇リスク

変動金利は依然として低水準にありますが、将来的な金利上昇の兆しは見えています。
ボーナス返済を前提にしたローンの場合、金利上昇で返済額が増えた時に、ボーナス分まで圧迫してくるというリスクがあります。
「変動金利+ボーナス併用」は、リスクが二重になる組み合わせともいえるでしょう。

今の時代に合う“賢いローンの組み方”

では、ボーナス併用のリスクを避けつつ、安心して返済を続けるにはどうすればいいのでしょうか。
ここでは、2025年の金利状況と家計傾向を踏まえた、無理のないローンの組み方を紹介します。

①ボーナス併用なしで返済計画を立てる

最初から「ボーナスはあてにしない」設計が理想的です。
毎月の返済だけでローンを完結できるようにし、ボーナスは貯蓄・繰上返済・教育費などの将来資金にまわすのが良いでしょう。ボーナスを“プラスの資金”として扱うことで、予期せぬ出費にも柔軟に対応することができます。

②返済比率を28%以内に抑える

金融機関の審査基準では、年収の30〜35%を返済比率の上限としていますが、実生活を考えると28%以下が安心できるラインです。
例えば、年収600万円なら、月々の返済は約14万円までに設定しておくと、教育費や生活費の変動にも対応しやすくなります。

③10年固定・全期間固定の検討

2025年現在、固定金利は安定傾向にあり、やや下がった水準で推移しています。
今は全期間固定ローンを選びやすいタイミングだと言えるでしょう。将来的な金利上昇を見据え、支払い額が一定で安心できる固定型を選ぶ人も増えています。
変動金利より月々の負担は少し増えますが、長期的には“リスク回避型”の賢い選択といえます。

④余剰資金は“繰上返済”より“貯蓄優先”で

金利が低い今、焦って繰上返済をするよりも、将来のリスクに備えて現金を手元に残す方が安全です。
教育費・修繕費・医療費など、いつ発生するかわからない支出に備えて、まずは生活防衛資金を確保しておくことがポイントです。

まとめ

ボーナス併用返済は、月々の負担を軽く見せる“表面的な安心”を得られる一方で、将来的な収入変化や金利上昇に弱いというリスクを抱えています。
今の時代に求められるのは、「無理をしない返済計画」と「変化に強い家計設計」です。ボーナスに頼らず返済を完結できるプランを立てることで、将来の不安を減らし、安心して暮らすことができます。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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