集客できる店舗の場所とは?失敗しない立地選びのポイント5選 | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2025/5/23

集客できる店舗の場所とは?失敗しない立地選びのポイント5選

店舗経営を成功させるには内装やメニューだけでなく「立地選び」も重要です。どれだけ魅力的なサービスや空間があってもお客様に気付いてもらえなければ意味がありません。この記事では都市部・郊外・ロードサイドといったエリアごとに集客につながる立地選びの考え方や見落としがちなポイントを具体的に紹介します。初めて店舗を出す方や、移転・拡張を検討している方に役立つ内容をお届けします。

なぜ“立地選び”が店舗経営の成否を分けるのか?

立地は店舗経営における基盤のひとつであり、その選び方次第で集客力や売上が大きく変わります。場所がよければ広告費をかけなくても自然とお客様が集まり、逆に悪ければどれだけ努力しても集客に苦戦することがあります。立地がもたらす影響の大きさを知っておくと物件選びの判断材料になります。

立地が悪いとどれだけ良いお店でも来てもらえない

どれだけ魅力的なサービスや商品が揃っていても立地が悪ければお客様に気付いてもらうことさえ難しくなります。店舗が見えにくい場所にあったり、通行人やドライバーの視線に入りにくい位置にあるとそれだけで来店のチャンスを逃してしまいます。「ここにお店がある」と視覚的に伝わる工夫が、集客の第一歩です。

立地によってターゲット層が大きく変わる

駅前は学生やビジネスパーソンなどの通勤通学者が多く、回転率を重視した店舗に向いています。一方、住宅街では主婦の方や高齢者の方など、ゆったりと過ごしたい層が中心になります。誰に来てもらいたいのか、その人たちはどのような場所にいるのかを考えることで立地選びの精度がぐっと上がります。

都市部の店舗で意識すべきポイント

都市部は人通りが多いため、立地さえ良ければ自然と集客できると考える方もいます実際には通行量が多いだけでは不十分と言えます。どのような人が通っているのか、店舗が視界に入りやすい位置にあるか、競合店との距離感や違いはどうか。こうした複数の視点を組み合わせて判断することが都市部の立地選びでは欠かせません。

人通りより“滞留時間”に注目する

目の前を通る人の数よりも「立ち止まってくれるか」「時間を過ごしてくれるか」が大切です。オフィス街ならランチタイム中心、繁華街なら夕方以降に滞留が増えるなど、時間帯の特徴を把握しておきましょう。

競合の有無とバランスを見る

同じ業種の店舗が並ぶエリアでは、差別化しやすい反面、価格競争や顧客の取り合いになる可能性もあります。業態や価格帯が似た店舗が密集していないか確認しておきましょう。

テナントビルの階層や間口の広さにも注意

ビル内のフロアによって視認性には大きな違いが出ます。1階に比べて2階以上の店舗は通行人の目に入りにくく、存在自体に気付かれないこともあります。また、間口が狭いと店舗の雰囲気や営業内容が分かりづらく、興味を持たれても入りにくい印象を与えてしまうことがあります。特に初めてのお客様にとっては、見つけやすさと入りやすさが来店の大きなきっかけになります。

郊外型店舗で意識すべきポイント

郊外では車移動が主流となるため、視認性やアクセスのしやすさが都市部以上に重要です。人通りが多いだけでなく停車してもらえる可能性がある場所かどうかもポイントです。

信号や交差点の“止まる場所”が集客を左右する

信号の手前や交差点の近くといった車が減速したり停車する場所にある店舗は視認されやすくなります。運転中に目に入りやすい場所に建物があるだけでなく、看板が視線の高さにあるか、走行方向からの角度でしっかり見えるかどうかも大切です。現地に立って車の流れを確認し、どこからどのように見えるのかを実際に目で確かめることが看板設計や外観づくりのヒントになります。

駐車場の広さ・入りやすさが売上を左右する

駐車スペースが十分でなかったり、入り口が分かりづらい構造になっていたりすると、お客様が車を止めるのをためらってしまうことがあります。特に初めて訪れる方にとっては駐車のしやすさが来店の決め手になることもあります。敷地の広さだけでなく、入口の位置や回りやすさ、駐車位置の明示なども含めて、スムーズに出入りできるかをチェックしておくと安心です。

近隣に人が住んでいるか?生活導線上にあるか?

周囲に住宅街があるかどうかは、来店頻度に大きな影響を与えます。特に、買い物や通勤・通学のついでに立ち寄れる位置にあるかどうかがポイントになります。また、コンビニやドラッグストアなど、日常的に利用される施設と並ぶように出店すると、生活導線上での認知度が上がりやすくなります。目に触れる機会が増えることで、ふとした瞬間の来店につながる可能性も高まります。

ロードサイド型店舗で意識すべきポイント

国道沿いなどのロードサイド店舗は、車からの視認性とアクセスが命です。スピードを出して走行する車からでも店舗が認識できるように設計する必要があります。

時速40km以上の車からでも看板が読める距離感を

ドライバーが店舗の存在に気付いてから減速し、駐車場に入るまでに必要な距離は最低でも50〜100mと言われています。看板は大きく、視界を遮るものがない場所に設置しましょう。

朝と夕方、どちらの交通量が多いかもチェック

朝の通勤時間帯と夕方の帰宅時間帯では、通行する車の流れが異なります。主なターゲットがどちらの時間帯に通るのかを把握しておくと、看板の設置場所や店内の準備にも活かせます。

競合店との“距離感”と“流入ルート”を分析

競合店が近くにある場合でも、うまくすみ分けができれば相乗効果が生まれることもあります。周辺施設の動線やお客様の流れも含めて、全体の位置関係を把握しておきましょう。

立地選びで失敗しないために知っておきたいこと

立地を検討する際には、周辺環境や交通状況だけでなく、業種ごとに異なる商圏の広さや必要な人口密度にも注目しておくと判断しやすくなります。以下は代表的な業種ごとの目安です。

■ 飲食店・小売店向け(住宅街・駅近向け)

・商圏目安:半径500m〜1km以内
・必要な人口密度:3,000〜5,000人以上が目安
・利用頻度の高い業態(コンビニ・弁当・ドラッグストアなど)は半径500m圏内に1,000人以上でも可能性あり
・飲食店などは夜の人口(居住人口)+昼間人口(通勤・通学者)のバランスが大切

■ サロン・美容室・サービス業向け

・商圏目安:1km〜2km程度
・来店頻度は低くなるが、リピート率の高い業種なら広めの範囲でも成り立つ
・車移動が前提の地域では半径2km圏内に1万人以上が目安になることも

■ ロードサイド型(郊外の車通り重視)

・交通量:1日10,000台以上の通行量が目安
・看板の視認距離:50〜100m以上から認識できること
・駐車台数:最低でも3〜5台以上が安心

共通して押さえたい立地調査のチェックポイント

どのエリアでも共通して意識したい「立地調査のポイント」を紹介します。机上のデータだけでは見えてこない情報を得るには、現地の確認が不可欠です。

必ず“現地調査”を行う

曜日や時間帯を変えて複数回現地に足を運ぶことで実際の人の流れや交通量が把握できます。雨天時や平日・週末の違いも確認しておきましょう。

Googleマップやストリートビューで視野を再確認

現地調査とあわせて地図やストリートビューで周辺の店舗や施設、交通導線を俯瞰して見ることで立地の全体像が掴みやすくなります。

不動産情報の「数字」だけを鵜呑みにしない

「駅から徒歩◯分」「通行量◯台」といったデータも大切ですが、実際には現地の状況と異なることもあります。周辺環境や店舗の見え方も含めて総合的に判断しましょう。

まとめ|集客できる立地とは、“お客様に見つけてもらえる場所”

どれだけ魅力的なお店でも存在に気付いてもらえなければ集客にはつながりません。大切なのは、

・お客様に見つけてもらえること
・入りやすいと感じてもらえること
・通いたいと思ってもらえること

この3つを満たす立地こそが「集客できる場所」です。現地に足を運び、周辺の動きや視認性を確認しながら、ご自身の業態やターゲット層に合った最適な場所を見つけていきましょう。

お客様にどのような時間をお届けしたいですか?

SEISYOでは、店舗のリフォームや改修、そして新たな開業のご相談をいただく際に、まず「どのようなお店にしたいとお考えですか?」とお伺いしています。
お客様にとって心地よい空間とはどんな場所なのか。オーナー様の想いやお店のコンセプトを丁寧に共有させていただくことで、その魅力がしっかりと伝わる店舗づくりを目指しております。
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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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