「中古住宅は安く買えてお得」
「リノベーションすれば何とかなる」
これまで中古住宅には、そんなイメージを持たれてきました。新築価格の高騰が続く中で、中古住宅を選択肢に入れるご家庭が増えているのも自然な流れといえるでしょう。
しかし、2026年以降の住宅市場では、その考え方が大きく変わろうとしています。
中古住宅は、これまで以上に“選ばれる家”と“避けられる家”に分かれ、誰でも安心して買える時代ではなくなっていく可能性があります。安さだけで選んだ結果、住みにくさや高額な改修費に悩まされるケースも今後はさらに増えていくと考えられます。
なぜ中古住宅が「選別される時代」に入るのか。そして、これからの時代に買ってよい中古住宅とはどのような家なのか。
この記事では、制度の流れや市場の変化を踏まえながら、後悔しないための判断基準をわかりやすく解説していきます。
中古住宅やリノベーションを検討されている方にとって、判断の軸を整理するきっかけになれば幸いです。
これから中古住宅が選別される背景には、住宅を取り巻く環境の大きな変化があります。特に重要なのが、住宅性能に対する考え方の変化です。
近年は、省エネ性能や耐震性能といった「目に見えにくい性能」が重視される流れが強まっています。新築住宅では、断熱性能やエネルギー消費量に関する基準が明確になり、住宅の性能が数値として比較される時代に入っています。
一方で、中古住宅の多くは、建築当時の基準のまま残っているケースは多く存在します。
性能がはっきりしない住宅と一定の基準を満たしている住宅では、購入を検討する側の安心感に大きな差が生まれます。その結果、「どんな家でも売れる」という状況は徐々に変わり、条件の整った住宅が選ばれる市場へと移行していくと考えられます。
また、金融機関や不動産業界でも、住宅の性能や状態を重視する動きが広がっています。将来の資産価値や維持管理のしやすさを踏まえた評価が進めば、性能や履歴が不明確な住宅は、選ばれにくくなる可能性が高まります。
2026年以降の市場で選ばれやすい中古住宅にはいくつか共通した特徴があります。それは、豪華さや新しさではなく、「状態が把握できること」「将来の見通しが立てやすいこと」です。
まず重要なのは、建物の構造や耐震性が確認できることです。
図面や建築当時の資料が残っており、どのような構造で建てられているかが分かる住宅は購入後の不安が少なくなります。また、耐震補強が行われている住宅であれば、安心材料の一つになるでしょう。
次に、断熱や設備など、基本的な性能が一定水準に近づけられていることもポイントです。必ずしも最新仕様である必要はありませんが、リノベーションによって性能向上が見込めるかどうかは大切な判断基準になります。
さらに、メンテナンス履歴が残っている住宅も評価されやすい傾向があります。外壁や屋根、設備交換などの履歴が確認できることで、今後どの程度の費用がかかりそうか、ある程度見通しを立てることができます。
反対に、今後避けられやすくなる中古住宅にも特徴があります。それは「よく分からない家」です。
例えば、建築時の資料がほとんど残っておらず、構造や性能が把握できない住宅は、購入後のリスクが高くなります。また、過去にどのような改修が行われてきたのか分からない住宅では、思わぬ不具合が後から見つかることもあります。
さらに、リノベーションを前提としても、間取り変更や性能向上が難しい構造の場合、費用ばかりがかかってしまうケースもあります。表面だけをきれいにしても、住み心地や将来の安心につながらなければ、結果的に後悔につながることになってしまうでしょう。
価格が安いという理由だけで判断するとこうしたリスクを見落としてしまう可能性があります。これからの中古住宅選びでは、「なぜ安いのか」を冷静に考える視点がより重要になっていくでしょう。
中古住宅が選別される時代においても、すべての中古住宅が選ばれなくなるわけではありません。大切なのは、リノベーションを前提に「直せる家」を見極めることです。
構造や基礎がしっかりしており、性能向上の余地がある住宅であれば、リノベーションによって快適な住まいへと生まれ変わる可能性があります。そのためには、購入前の段階で、住宅会社に建物を確認してもらうことを欠かしてはいけません。
購入後に考えるのではなく「この家はどこまで直せるのか」「どれくらいの費用感になりそうか」を事前に把握することで無理のない計画を立てやすくなります。
中古住宅とリノベーションは、切り離して考えるのではなく、セットで検討することが重要です。
これから中古住宅を検討する方にとって大切なのは、判断の順番を間違えないことです。
まずは、価格や立地だけで即決しないことが重要です。気になる物件が見つかったら、建物の状態や将来の改修可能性を冷静に確認する時間を取りましょう。
内覧の段階で住宅会社に同行してもらい、専門的な視点で建物を見てもらうことで購入後のギャップを減らすことができます。また、リノベーションを含めた総額を早い段階で把握することで、資金計画も立てやすくなります。
「良さそうだから」「早く決めないと他の人に取られそうだから」と焦る気持ちは自然なものですが、これからの時代は、慎重な判断こそが後悔を防ぐ近道といえるでしょう。
2026年以降、中古住宅は「安ければ選ばれる」時代から、「条件が整った家が選ばれる」時代へと移り変わっていきます。価格だけで判断するのではなく、性能や状態、将来の見通しまで含めて考えることが大切です。
正しい情報を知り、判断の順番を意識することで中古住宅でも安心して暮らせる住まいを選ぶことは可能です。
中古住宅やリノベーションを検討されている方は、ぜひ一度立ち止まり、「この家はこれからの時代に合っているか」という視点で考えてみてはいかがでしょうか。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。