【家づくり中の方へ】ガルバリウム鋼板って本当にいいの?メリット・デメリットを解説 | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2025/5/13

【家づくり中の方へ】ガルバリウム鋼板って本当にいいの?メリット・デメリットを解説

新築やリフォームを検討中の方の中で、よく耳にするようになった「ガルバリウム鋼板」。外壁や屋根に使われる素材として人気が高まっており、見た目もおしゃれで長持ちすると話題です。ですが、どんな建材にも「良い点」と「注意すべき点」があります。特にガルバリウム鋼板は、知っておかないと後悔する可能性もある、少し特殊な特徴を持っている素材です。この記事では、ガルバリウム鋼板の基本情報から代表的なメリット・デメリットを丁寧にご紹介します。最初に感じる“いいかも”という印象だけで決めてしまう前にぜひ最後までご覧いただき、納得のいく選択につなげていきましょう。

ガルバリウム鋼板とは?

ガルバリウム鋼板とは、鉄の表面に「アルミ」「亜鉛」「シリコン」を含む合金をコーティングした金属素材のことです。この特殊なメッキにより、鉄の弱点である“サビ”に非常に強く、しかも軽量で加工しやすいという特長を持っています。新築はもちろん、リフォームでも採用されることが増えており、現在ではより耐久性を高めた「エスジーエル鋼板(SGL)」というタイプも登場しています。

ガルバリウム鋼板のメリット11選

まずは、ガルバリウム鋼板が選ばれている理由から見ていきましょう。代表的なメリットを11個ご紹介します。

  1. 長寿命で安心
    → 適切に使えば30年〜40年ほど持つ耐久性の高さ。
  2. サビに強い
    → 雨風にさらされる外壁にも適した素材。
  3. 軽量で耐震性アップ
    → 瓦屋根と比べて軽く、建物の揺れを抑えやすい。
  4. おしゃれな外観にできる
    → マットブラックやネイビーなど、人気カラーも豊富。
  5. ひび割れしにくい
    → セメント系外壁に比べ、割れにくく丈夫。
  6. 汚れにくく掃除も簡単
    → 表面が滑らかでコケやカビがつきにくい。
  7. リフォームにも使いやすい
    → 古い外壁に重ねて施工できる「カバー工法」にも対応。
  8. 断熱材付きなら快適性も◎
    → 雨音や夏の暑さを和らげる効果も。
  9. メンテナンスの手間が少ない
    → 接合部の劣化が起こりにくい構造。
  10. 環境にやさしい素材
    → リサイクル可能で、廃材処分も簡単。
  11. 製品によっては長期保証もあり
    → 塗膜保証20年、穴あき保証25年の商品も。

ガルバリウム鋼板のデメリット11選

次に、注意しておきたい点も確認しておきましょう。こちらも11個ご紹介します。

  1. 施工には専門技術が必要
    → 板金職人の技術によって仕上がりが左右されます。
  2. へこみやすい
    → 薄くて軽いため、強い衝撃には注意が必要です。
  3. デザインの幅が限られる
    → タイルやレンガのような立体感のある模様には不向き。
  4. 断熱材がないと暑さ・寒さを感じやすい
    → 素材自体は断熱性が低め。
  5. 沿岸部ではサビのリスクが高まる
    → 海の近くや工場の近くでは注意が必要です。
  6. 初期コストはやや高め
    → 一般的な外壁材と比べて1〜2割高くなることも。
  7. 経年劣化で再塗装が必要な場合も
    → メンテフリーではなく、定期的なチェックが大切。
  8. 複雑な形状には向かない
    → 曲面や凝った意匠には不向きなことがあります。
  9. 施工時の音が大きい
    → 取付工事中に騒音が出る場合があります。
  10. 傷が目立ちやすい
    → 表面のキズから劣化が進む可能性も。
  11. 電波が届きにくくなる場合がある
    → 金属製のため、スマホの電波が遮られることがあります。

電波トラブルを避けるために

ガルバリウム鋼板の意外な落とし穴のひとつが「電波トラブル」です。金属素材であるため、スマートフォンの電波を反射してしまい、室内で電波が入りにくくなることがあります。
さらに、最近の住宅で多く使われている「Low-Eガラス(遮熱断熱ガラス)」と組み合わさると、家全体がまるで“金属の箱”のようになってしまい、以下のような不具合が出るケースも。

  • 通話中に音が途切れる
  • インターネットがつながりにくい
  • LINEやメールが届かない

これを避けるためには、以下のような対策が効果的です。

  • 電波を通しやすい窓を選ぶ
  • 家の中にWi-Fi環境を整える
  • 携帯キャリアが提供する「フェムトセル(小型基地局)」を利用する

ガルバリウム鋼板を選ぶ際には、こうした“電波の工夫”もセットで検討しておくと安心です。

ガルバリウム鋼板はどんな人に向いている?

ガルバリウム鋼板は、次のようなご希望をお持ちの方にぴったりです。

  • 外観デザインにこだわりたい方
  • メンテナンスの手間を減らしたい方
  • 地震や災害に備えた家にしたい方
  • スマホやWi-Fiをよく使う方で、電波対策もあらかじめ考えられる方

まとめ

ガルバリウム鋼板は、見た目のおしゃれさと耐久性・機能性を兼ね備えた魅力的な外壁材です。ただし、その特性を十分理解したうえで使わないと、思わぬ不便さを感じてしまうこともあります。
素材選びで後悔しないためには、メリットだけでなく、デメリットや注意点にも目を向けておくことがとても大切です。ぜひ、今回の記事を参考にしながら、ご自身やご家族様にとって心地よく暮らせる住まいづくりにつなげてくださいね。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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