【2025年版】「ミニハウス」「コンパクトハウス」って?ミニハウスを考える前に知っておきたいポイント | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2025/9/26

【2025年版】「ミニハウス」「コンパクトハウス」って?ミニハウスを考える前に知っておきたいポイント

近年、土地価格や建築費の上昇が続く中で、住宅の新しい選択肢として注目されているのが「ミニハウス」や「コンパクトハウス」です。
延床15坪から20坪程度の小さな住まいでも、設計の工夫と最新の省エネ基準を組み合わせることで十分に快適で安心できる暮らしを実現できます。単身者やご夫婦だけの世帯、高齢期の住み替えを考える世帯など、幅広い層が関心を寄せている分野と言えるでしょう。
しかし一方で、「狭すぎて不便なのでは?」「収納が足りないのでは?」といった不安の声も聞かれます。
今回の記事では、ミニハウスとコンパクトハウスの違いや共通点を整理し、実際に建てる際のメリットやデメリット、設計で工夫できるポイントを詳しく解説します。さらに2025年からスタートした住宅関連の法改正や省エネ基準義務化にも触れ、小さな住まいを検討する際に知っておくべき重要な情報をまとめました。
小さな家だからこそ叶えられる暮らし方を理解し、安心して前向きに検討いただけるきっかけとなれば幸いです。

ミニハウスとコンパクトハウスの違い

ミニハウスとコンパクトハウスは似た言葉として使われることが多いですが、規模や用途によってニュアンスが異なります。まずは呼び方の違いや背景を整理しておくと、それぞれの特徴を理解しやすくなります。
ここからは具体的に「呼び方の違い」と「背景にあるライフスタイルの変化」を順に見ていきましょう。

呼び方の違い

「コンパクトハウス」という言葉には明確な定義はありませんが、一般的には延床30坪(およそ100㎡)未満の住宅のことを「コンパクトハウス」と呼ぶことが多く、さらに20坪前後でご家族様が暮らせるような住宅も含まれ、無駄を省いた合理的な間取りと性能を重視するのが特徴です。
一方で「ミニハウス」と呼ばれるのは、さらに小さな15坪から17坪程度の規模が多く、1LDKや2LDKの住まいを想定しています。
単身者、DINKs(夫婦二人世帯)、子育てを終えたご夫婦のセカンドライフなどに人気が高まっています。

背景にあるライフスタイルの変化

ミニハウスの需要が高まっている理由として挙げられるのは、都市部での土地価格の高騰や建築費の上昇です。また、家族構成が多様化し「大きな家よりも、必要な広さで快適に暮らしたい」という考え方が広がっているのも一つの理由と言えます。
ミニマルライフやシンプル志向を求める若い世代から、老後に使いやすい平屋を望む高齢世代まで幅広い層に支持されているのです。

小さな家で暮らすメリット

小さな家には多くの利点があります。暮らしの負担を軽くする経済的な面だけでなく、日常の利便性や環境への配慮といった点も大きな魅力です。
ここからは代表的な項目を紹介します。

建築費・維持費の軽減

建物が小さい分、工事費や建築資材が抑えられるため、総額コストを削減できます。さらに延床面積が小さいことで冷暖房効率が良くなり、光熱費の削減にもつながります。
さらに固定資産などのランニングコストも相対的に抑えやすくなるという点が魅力と言えるでしょう。

掃除やメンテナンスの手軽さ

部屋数や面積が少ない分、日々の掃除にかかる労力を軽減することができます。また、屋根や外壁などの外装もコンパクトにまとまるため、将来の修繕費用が比較的安価になります。

狭小地や変形地への適応力

住宅密集地や細長い敷地、変形地でも計画しやすいのがミニハウスの強みです。限られた敷地を有効に使い、採光や通風を工夫することで快適に暮らせる住まいが実現できるでしょう。

最新の省エネ性能を取り入れやすい

建物が小さいほど、断熱や設備の性能を全体に行き渡らせやすく、効率的に省エネ性を確保できます。結果として、光熱費削減と環境への配慮を両立できるのも大きな魅力です。

デメリットと設計での工夫

メリットが多い一方でミニハウスには気をつけるべき点もあります。ただし設計の工夫次第で解決できることも多く、計画段階から対策を講じることが重要です。
ここからはミニハウスの課題について見ていきましょう。

収納不足の課題

面積が小さい分、収納スペースが不足してしまう傾向があります。
対策としては、壁面を活用した造作収納や階段下・床下収納、小屋裏収納を組み合わせることで解決します。また、家具の量を減らし、用途に応じて兼用できる家具を選ぶことも大切です。

将来の家族構成の変化

ミニハウスは特定のライフステージに合った間取りになりやすく、将来の変化に対応しづらい面もあります。
スライドドアや可動式間仕切りを導入して空間を柔軟に仕切れるようにすると、状況に応じて部屋を増減させることができるようになります。または、将来のライフスタイルに合わせられるようにフリースペースを設けるのも良い工夫でしょう。

来客対応の工夫

限られた面積のため、来客用の個室や大きなダイニングを確保するのが難しくなることがあります。その場合はリビングを広めに取り、庭やウッドデッキをセカンドリビングとして活用するなどの工夫をしましょう。
室内外の一体感を生み出すことで、狭さを感じにくくできます。

2025年からの法規制と補助制度

2025年4月以降、住宅建築に関する法制度は大きく変わります。
ミニハウスやコンパクトハウスを検討する際も無関係なことではありません。

省エネ基準の義務化

すべての新築住宅は、省エネ基準への適合が義務付けられます。断熱性能や一次エネルギー消費量の基準を満たすことが必須であり、全ての住宅が対象になります。
しかし、コンパクトハウスだからこそ、設備投資を効率的に活かすことができるという点はメリットと言えるでしょう。

4号特例の縮小

これまで木造2階建てなど一部の住宅は、構造計算や図書提出が省略できる「4号特例」の対象でした。しかし2025年4月以降は、この特例が縮小され、多くの住宅で詳細な審査が必要となります。
つまり、施工会社や設計事務所にはこれまで以上に確かな技術と知識が求められるのです。

補助金や減税制度の活用

省エネ性能を満たすことで各種補助制度を利用できます。
条件を確認しながら建築会社の担当者と共に上手に活用することがポイントです。

まとめと“相談のすすめ”

ミニハウスやコンパクトハウスは、これからの時代に合った合理的で持続可能な住まいの選択肢です。
建築費や光熱費の削減、掃除やメンテナンスの負担軽減といったメリットは大きく、狭小地や変形地でも建てやすいのが強みです。一方で収納や将来のライフスタイル変化など、設計による課題もあります。しかし設計の工夫によってその多くは解決でき、そこから生まれる自由度や豊かさもあります。
そして重要なのは、コンパクトハウスほど「設計力」と「経験豊富な施工会社のサポート」が欠かせないという点です。法規制や省エネ基準が厳しくなる2025年以降はなおさら、信頼できるパートナーに相談することが安心につながります。
SEISYOでは、ミニハウスやコンパクトハウスに関心を持つ方へ、デザイン性と機能性を両立させたプランをご提案しています。不安を感じている方も相談しながら進めていけますので、まずはお気軽にお声がけください。
コンパクトハウスで広がる暮らしの可能性をぜひ一緒に形にしていきましょう。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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