2WAYクローク(シューズクローク)を設計する時のコツについて | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2023/6/16

2WAYクローク(シューズクローク)を設計する時のコツについて

注文住宅の間取りを設計する際に、玄関に2WAYクローク(シューズクローク)を要望に入れるお客様は多くいらっしゃいます。2WAYクローク(シューズクローク)はライフスタイルに取り入れることでとても便利な間取りになります。今回は2WAYクローク(シューズクローク)を設計する時のコツについてお伝えします。

来客用に設計する

2WAYクローク(シューズクローク)のアドバイスで「来客用に靴などが散乱している状態を見せないために2WAYクローク(シューズクローク)を作る」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか?ですが、この「来客用」について、間違ってはいないのですが、家に来るお客様は、基本的にご親族、もしくはご友人の方が多いのではないでしょうか?その場合、ご家族構成などを理解してくださっている方であるため、わざわざ「隠す」必要があるかと言いますと、実はそこまで気にする必要はないというご意見があります。そしてご親族やご友人以外のお客様といえば、配達に来てくださる方、もしくは近所の町内会の方、訪問販売などの方が多く、それらの方に関しても「隠す」までの行為には至らないように感じます。

お子様が小さい時だけ・・・

来客用に2WAYクローク(シューズクローク)を設計してしまいますと、それはお子様が幼稚園(保育園)や小学校低学年の時だけに限定され、お子様が成長するに連れて2WAYクローク(シューズクローク)が必要なくなってしまう、もとい、そこまでする必要が無かったということになってしまう可能性があります。そのため、「来客用」だけのために2WAYクローク(シューズクローク)を間取りに取り入れるのではなく、家族のライフスタイルのために取り入れることが正しい設計の方法であると言えます。

家族のための2WAYクローク(シューズクローク)

来客用以外に2WAYクローク(シューズクローク)を設計する理由として、「家族の趣味の収納先」という考え方があります。最近ではゴルフ、スケートボード、自転車、釣り道具などの大きめな収納が必要な趣味をお持ちの家族のためのために2WAYクローク(シューズクローク)を作るという考え方があります。

2WAYクローク(シューズクローク)は土間続き

2WAYクローク(シューズクローク)は玄関土間続きで作ることが多く、アウトドア系の収納にはもってこいの場所です。外で土や砂埃を浴びたものを家の中に入れることは少し気が引けます。そこで2WAYクローク(シューズクローク)にそれらを収納する場所を用意します。外玄関の横に水栓を設置して、家に入る前に水洗いし、できれば乾燥させるための場所も欲しいですね。そしてある程度綺麗になったものを指定して2WAYクローク(シューズクローク)に収納する。このような考え方もあります。

家事の時短のための2WAYクローク(シューズクローク)

2WAYクローク(シューズクローク)は趣味のため以外にも様々な使い方を考えることができます。例えば家事です。パートナーが買い物に出かけ、重たい荷物を持って帰宅されます。その際に2WAYクローク(シューズクローク)から家に入ることができ、そのままキッチンにつながる扉を用意したらどうでしょうか?屋根付きの駐車場(ガレージなど)に車を止め、すぐに家に入ることができるので雨に濡れることもありません。2WAYクローク(シューズクローク)で靴を脱ぎ、すぐにキッチンに行って荷物をしまうことができます。

まとめ

2WAYクローク(シューズクローク)は家族の動き、趣味に合わせて作りましょう。一時的な使い方ではなく、長期的な視点を取り入れた2WAYクローク(シューズクローク)の使い方を視野に入れ、いつまでも必要な家族と共にあるライフスタイルを重点に置いて設計していきましょう。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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