【夜が変わる】“寝室”の快適設計、ちゃんと考えてますか? | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2025/8/5

【夜が変わる】“寝室”の快適設計、ちゃんと考えてますか?

寝室は「ただ寝るための場所」と捉えられることが多いですが、実は1日の疲れを癒し、翌日の活力を養うための大切な空間です。快適な睡眠は、健康にも仕事のパフォーマンスにも大きく関わってきます。
けれど、新築の設計段階ではLDKや収納にばかり意識が向いてしまい、寝室は「とりあえずベッドが置ければいい」と軽視されてしまうケースが少なくありません。
今回は、そんな“見落とされがち”な寝室について「ぐっすり眠れる」ための快適設計のポイントを詳しく解説します。

寝室は“間取り全体の中の一部”として考える

寝室は独立した空間ではなく、家全体の動線や生活リズムの中に組み込まれるべき場所です。ここでは、そのために押さえておきたいポイントを紹介します。

生活動線からの距離

家族の生活空間から距離を取った場所に寝室を配置することでリビングやキッチンなどからの生活音を軽減し、静かな睡眠環境をつくることができます。
とくにトイレや洗面所が隣接していると水を流す音やドアの開閉音が睡眠を妨げる原因となるため、間取り段階での十分な配慮が欠かせません。
寝室の壁を一枚隔てるだけでも音の伝わり方は変わるため、設計時には隣接する部屋との関係性を丁寧に検討することが重要です。

寝る時間の違いに配慮

共働き世帯では、夫婦や家族それぞれの生活リズムが異なることがよくあります。 寝る時間や起きる時間にズレがあると、些細な光や音でもストレスを感じやすくなります。
たとえば、先に寝ている人がいる中で電気をつけたり、ドアを開閉したりするだけでも、眠りを妨げてしまうことがあります。
こうした生活時間の違いを前提にした間取りや設計を行うことで、お互いが気兼ねなく過ごせる寝室環境をつくることができます。

“光と音”をコントロールする工夫

寝室の快適さを左右するのは、実は「光」と「音」です。ここでは、明るさの調整や遮音性に配慮して睡眠の質を高めるための工夫を紹介します。

遮光性の高いカーテンやブラインド

朝日や外の街灯の光が寝室に差し込むと睡眠が浅くなったり途中で目が覚めてしまう原因になります。
そのため、遮光性能の高いカーテンやブラインドを取り入れることが非常に重要です。
特に寝室では“フル遮光”タイプを採用し、朝まで安定した暗さを保つことで快眠をサポートします。

調光できる間接照明

寝る前にスマートフォンを見たり、本を読んだりする時間は光の種類によって睡眠の質に大きな影響を与えることがあります。 特に強すぎる白色光は脳を覚醒させてしまい、寝つきが悪くなる原因になります。
そのため、目に優しい間接照明を使うことで柔らかく落ち着いた光を取り入れることができます。
さらに、明るさを段階的に調整できるライトを設置することで就寝前の環境を段階的に暗くし、自然な眠気を誘導することが可能です。

防音性を考慮した壁・床材

静けさは“最高の快眠グッズ”とも言われます。
寝室の壁に吸音材を取り入れることで、隣室からの音を軽減できます。 また、床材にも遮音性の高い素材を使えば、上下階の足音や生活音を抑える効果があります。
ご家族様の生活音が響きにくい環境をつくることで、心から落ち着ける寝室を実現できます。

空気の質が“眠りの深さ”を左右する

寝室は1日の約3分の1もの時間を過ごす空間です。
そのため、空気の質が快眠に大きな影響を与えることは言うまでもありません。
ここでは、寝室の空気環境を整えるためのポイントを紹介します。

寝室専用の換気設計

寝室でぐっすりと眠るためには新鮮な空気の流れを保つことが欠かせません。 特に閉め切った空間では空気がこもりやすく、二酸化炭素の濃度が上昇し、眠りが浅くなる原因になります。
そのため、寝室専用の換気設計を意識することが大切です。
24時間換気システムを活用する場合でも、吸気口と排気口の配置バランスを見直すだけで空気の流れが大きく改善されます。
また、フィルター付きの換気口を採用すれば、花粉やホコリの侵入も軽減でき、空気の清浄度も保たれます。

加湿と除湿のバランス

室内の湿度が適切でないと、睡眠の質に大きく影響します。
乾燥しすぎると喉が痛くなったり、風邪を引きやすくなる一方で、湿度が高すぎるとカビや結露の原因になります。
そのため、寝室の湿度管理には特別な配慮が必要です。
加湿器の設置を前提としたコンセント位置の確保や、壁材に調湿機能を持たせるなど、設計段階から湿度対策を取り入れておくと安心です。 特に珪藻土や漆喰などの自然素材は空気中の湿気を吸放出し、年中快適な空気環境を保ってくれます。

ベッド周りの収納と動線も重要

寝室が散らかっていると無意識のうちにストレスを感じ、眠りの質が低下してしまうことがあります。
ここでは、ベッドまわりを快適に整えるための収納と動線の工夫を紹介します。

ベッド横に“手が届く収納”

スマホ・メガネ・本・薬など、寝る前や起きた後によく使うものは、すぐに手が届く場所に収納があると便利です。
そのためには、ベッド横に造作の棚やニッチ(壁のくぼみ)を設けるとスッキリと使いやすくなります。
コンセントの位置も工夫して、充電しながらスマホを置けるスペースをつくると、さらに快適に過ごせます。

歩けるスペースを確保

ベッドの周囲には、最低でも50cm以上のスペースを確保するのが理想です。
このスペースがあることで起き上がるときや着替えの際に身体がぶつかりにくくなり、動きやすくなります。
また、掃除機をかけるときにもストレスがなく、日々の清潔さを保ちやすくなります。
とくに夫婦で使う寝室では、互いの動線が重ならないように、左右どちらからでも出入りできる配置を考えておくと安心です。

まとめ:寝室こそ“健康投資”の第一歩

LDKやキッチン、収納ばかりに目が行きがちな新築設計ですが、「快眠」は家づくりの根本にあるテーマでもあります。寝室の設計は、単なる間取りではなく、睡眠の質・健康・生活のゆとりに直結する大切な要素です。
新築だからこそできる“寝室から始める健康設計”、ぜひ取り入れてみてください。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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