新築を建てるための資金を捻出するために利用する住宅ローン。この住宅ローンには審査が3回あり、最初の審査を「事前審査」と呼びます。この審査を行うタイミングを受け方によってそれからの家づくりの考え方が大きく変わってきます。今回の記事では、住宅ローンの事前審査のタイミングと審査の受け方についてお伝えします。
住宅ローンの審査とは、事前審査、本審査、実行前審査の3つがあります。その中でも事前審査は家づくりを考え始めた、まだ新築を建てる住宅会社を決めていない段階で住宅ローンを借りることができるかどうかを判断するために行います。
事前審査を受けるタイミングは早い方が良いと考えております。その理由は、「家を建てるための費用を捻出できるかどうか」を知ることができるからです。
多くの住宅会社は、初回の相談の段階で「住宅ローンの事前審査を受けませんか？」と聞いてきます。これは会社側として住宅ローンの融資を受けることができるかどうかを知りたいという担当者もいるかと思いますが、お客様自身が家を購入できるかどうかを知る術でもあるからです。何度も打ち合わせの時間を頂いて、プランもまとまった時に住宅ローンの融資を受けられず計画を白紙に戻すとなると、それまでお客様にかけて頂いた時間が申し訳ないのです。
ただし、縁のあった全ての住宅会社で行う必要はありません。お客様に寄り添って家づくりを進めてくれると感じた信頼できる会社で事前審査を行うようにしてください。
事前審査はまだ住宅会社も決まっておらず、土地も決まっていない状況でも審査を受けることができますし、その状態で審査を受けておくことは重要なことです。でも建物も土地も決まっていないのに、融資金額はどうすれば良いのかと感じるかもしれませんが、その答えは「最高金額」で審査を受けておくことをお勧めします。この最高金額とは、
・ご年齢
・勤務先
・勤続年数
・ご年収
・お借入れ状況
という5つの審査基準によって査定されるお客様が融資を受けることができる金額の上限を指します。
いきなり住宅会社から「上限いっぱいで審査を受けてみましょう」と言われると、少し抵抗を感じるかと思いますが、これには理由があります。住宅ローンの事前審査は、「事前」と言いましても本審査と呼べるほどの効果があります。そして、審査結果による融資金額は、その融資金額よりも低い金額を融資してもらう時は再審査の必要はなく、逆に審査結果の融資金額よりも高い金額の融資を受けたいとなった場合は、再審査の必要があるのです。
家づくりは、間取りや仕様を決めながら予算とのバランスを考えて進めていきます。上限いっぱいに融資を受けるのではなく、上限を知ることで家を建てた後の生活をイメージしながらバランスを考えて間取りや仕様を決めていくことができます。さらにもし当初の予定と変わり、希望の融資金額が増えたとしても再審査という二度手間も無くすことができます。
住宅ローンの事前審査は、基本的は5つの審査基準で進めていきますが、それらの背景の情報によって待遇が変わってきます。金融機関に伝えた方が良い情報と、伝えなくても良い情報があります。こちらが不利になってしまうような情報を敢えて伝えてしまうと、希望の融資金額を受けることができなくなる可能性があります。さらに禁止事項もあります。例えば事前審査を3行以上の金融機関に同時に審査を出す、もしくは短期間で審査を出すことは、住宅ローンを受けることができなくなる行為です。
住宅ローンは30年以上もの長期間で返済する証券であり、個人のお借入れとしては高額な融資なので、金融機関の審査もかなり厳しいのです。お客様に寄り添う、お客様のために相談に乗ってくれる住宅会社を見つけ、その会社と共に融資のことを進めていくことを強くお勧めします。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
