17年ぶりに日本銀行がマイナス金利を解除し、今後住宅ローンの金利が上昇する流れが来ました。その場合、金融機関に預けている預貯金の利息が上がることはメリットと言えますが、現在住宅ローンの融資を受けている方、もしくはこれから融資を受け、住宅を購入しようとお考えの方には注意すべきポイントがあります。今回の記事では、住宅ローンの金利が上昇する時に注意すべき金利タイプの選び方についてお伝えします。
すでに住宅を購入し、金融機関より住宅ローンの融資を受け、返済がスタートしている方は、ご自身が金融機関と契約された内容を一度ご確認ください。確認すべき点は、契約した金利タイプです。
金利タイプとは、
・変動金利
・固定金利
・長期固定金利
この3つがあります。一つずつ解説します。
変動金利とは、その名の通り、市場の金利動向に合わせて契約金利が変動していく金利タイプです。しかし、返済期間中に毎月返済額が変動するわけではありません。変動金利の場合、5年の間に変動した金利を借入額に算出し、返済額に反映することになります。つまり金利が上昇しても5年間、返済額は変わることはないということになります。そして変動金利には金利が上昇し、返済ができなくなるといったことを防ぐために125%ルールがあります(125%ルールとは、どれだけ金利が上昇しても返済額の25%以上は変動しないというルールになります)
現在返済がスタートしている方は、まず変動金利の返済額見直しのタイミングを調べておいてください。
固定金利とは、選択した年数は金利が一定になる金利タイプのことです。例えば、3年固定の金利を選択すると、どれだけ金利が上昇しても3年間は返済額が変わることがありません。それが10年固定であれば10年金利が固定します。
固定金利も変動金利と同じように金利タイプ見直しのタイミングを調べておきましょう。見直しのタイミングには、
・金利優遇の見直し
・金融機関の条件変更による金利タイプの選択
上記2点を選ぶことになります。
金利優遇とは、住宅ローンの契約時に「店頭金利から〇〇%金利を安く設定する」といったサービスを受けていることが多く、その場合、再度金利タイプ選択時に金利優遇の内容の変更、もしくは金利優遇の終了となる可能性があります。
仮に金利優遇の終了をする契約をしていて、新たに金利タイプを選択すると、例え変動金利を選択したとしても金利が2.475%程度の金利になるため、返済額が大きく上送する可能性があります。
長期固定金利とは、住宅ローンの返済期間、金利が変わらずに返済していく金利タイプです。例えば返済期間を35年で選択している場合、35年間、金利が変わらないため、現在の返済金額に負担を大きく感じていないのであれば、この先、安心して返済していけると言えます。
変動金利、もしくは固定金利を選択している方の中で、金利が上昇してしまうとデメリットが大きくなってしまうと感じる方は、これから金利が上昇する前に住宅ローンの借り換えをしましょう。
住宅ローンの借り換えとは、現在の残債を別の金融機関で融資を受けて完済し、返済していく金融機関を変更する手続きをすることです。住宅ローンの借り換えにはいくつかの手数料が発生する場合があるので、一概に全ての方にメリットがあるとは言えません。
・住宅ローン手数料
・保証料
・印紙代
・設定登記費用
一般的に上記の諸費用が発生しますが、ネット銀行などを利用することで手数料を大きく下げることが可能となります。
変動金利を選択している、もしくは固定金利の見直しのタイミングである方は、返済額に問題がなければ長期固定金利を選択、他には10年固定などの中長期の固定金利を選択することを検討してください。
長期固定金利であれば、今後安心して返済していくことができますし、中長期の固定金利であれば、その期間中に返済への対策を講じることができます。
今回の記事では、現在住宅ローンの融資を返済している方への対策をお伝えしました。次回は、これから住宅ローンの融資を受ける方への考え方をお伝えします。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
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