10年ほど前に太陽光発電の設置ブームがあり、当時は発電効率ではなく売電に注目して多くの住宅会社のラインナップに「太陽光発電設置住宅」がありました。その理由は、1kwあたりの売電価格は、2010年までは48円、2011年からは42円、2013年からは38円と高額な買取価格であったため、太陽光発電設置費用を数年で元が取れる状況であったからです（買取価格保証は10年間）では現在はどのようになっているのでしょうか？
2023年度の太陽光発電の売電価格は、容量が10kW未満で16円/kWhです。10kW以上50kW未満の場合は10円/kWh、50kW以上となると9.5円/kWhになります。売電価格は年々減少傾向にあり、一般的な家庭が電力会社から購入している電気代単価を下回っています。ということは発電した電気を買取してもらおうと考えている方にとっては、利益は出ないのか？という風に見えるかと思います。
これは買取価格によるものだけではありません。太陽光発電のパネルやパワーコンディショナーなどの設備費用、それらの設置費用、設備のメンテナンス費用などを考えた結果、費用対利益を計算した結果、利益が出るとなれば設置を考えても良いかと思いますが、今の太陽光発電はそれら費用対利益ではなく、電気の使用率を考えて設置を検討することが重要になってきております。
全国的に電気代が高騰しております。4月には更に値上げがあるそうですね。この原因は電気を作るための燃料費の高騰によるものであると言われています。原子力発電所を稼働せず、火力発電に頼っているため、このような現状になります。太陽光発電の設置を検討するためには今後の電気代の動きは知っておきたい内容ですね。
ここで結論をお伝えします。太陽光発電を設置してメリットができる方、それは「昼間、発電している時に電気を多く使用するご家庭」については、電気代高騰の今、とても利益が出ると考えられます。例えば、新築後にワンちゃんやネコちゃんと一緒に過ごしたいとお考えの方、パートナーが専業主婦（主夫）である方であれば、朝から夕方の間に自宅にいる期間が長い、そのため特に夏や冬にはエアコンを使用する機会が多くなります。その時間帯は太陽光発電設備が一番発電している時間帯です。まだ蓄電池は高額なため、メリットが出るとは言い切れない状態ですので、この太陽光発電が多く発電している時間帯にたくさんの電気を使用するご家庭は、この電気代高騰の時期は特にメリットが出ると考えられます。太陽光発電だけではなく、設備、仕様を選ばれる際には、過ごし方＝ライフスタイルを考えイメージしながらお決めになられると良いかと思います。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
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