住宅ローンには事前審査があり、その審査を元に建築資金の計画を立てていくことになります。インターネットが普及する前までは、住宅会社がサポートをしながら審査を提出する方法とご自身で金融機関の窓口に行き、審査を提出する方法と2つの方法がありました。しかし、インターネットの普及によって、どこにいても気軽にスマホから事前審査の申し込みができるようになりました。今回の記事では、住宅ローンの事前審査通過後の注意点についてお伝えします。
住宅ローンには3つの審査があります。
・事前審査
・本審査
・実行前審査
基本的には、1回目の「事前審査」を通過した内容で、本審査を通していくことになります。事前審査といっても厳密な審査を行いますので、申し込みをしたご本人にその後、「審査に影響がある行動」が無ければ、問題なく本審査も実行前審査も通過することはできます。しかし、いくつかの注意点があり、その場合、事前審査を通過していたとしても本審査、実行前審査を通過できないことがあります。
住宅ローンの審査項目をご紹介します。
・ご年齢
・勤務先
・勤続年数
・ご年収
・お借入れ状況
この5つの審査をした結果、お申し込みをされた方への融資額が決定します。しかし、金融機関はなぜ、審査を3つも行うのでしょうか？その理由の一つとして、建築は、住宅会社との契約からお引き渡しまでの期間が、早くても3ヶ月前後かかるからです。特に注文住宅では、ご契約後に詳細の打ち合わせを致しますので、事前審査からご契約までの期間、詳細打ち合わせ後、完成までの工事期間を含めると事前審査から早くても6ヶ月以上必要になります。そのため、その間にお客様の背景にある個人情報、信用情報に変化が起こってしまった場合の対処方法として、3つの審査を要していると考えられます。
住宅ローンにはいくつかの注意点があります。事前審査の結果から建物の完成までに、以下のようなことをしてしますと審査結果が無効になってしまいます。
現在の勤務先から別の勤務先へ転職、もしくは退職をしてしまうことにより、5つの審査項目の内容が変わってしまうため、再審査が必要になります。ある一定の条件であれば再審査を受けられますが、基本的に金融機関の審査条件の勤務年数は、勤続1年以上とあるため、転職してしまうと審査を受けられなくなってしまう可能性が高いと言えます。
車の購入、もしくはリースによる毎月の返済やショッピングローン、スマホ本体を購入するための支払い、税金等の口座引き落としなどの未払い、延滞を事前審査後に起こしてしまうと再審査に落ちてしまいます。未払い、延滞を3ヶ月してしまうと、個人信用情報機関というお客様の金融情報が記載されている所に「金融事故」として記載されてしまうため、住宅ローンを申し込んだ金融機関がそれらを確認し、審査に通過できなくなります。
会社にお勤めになられている方の場合、ご年収は、残業や賞与、その他手当が大きく影響します。そのため、事前審査から建物の完成までに長い期間有してしまうと、その間に社会や会社の業績、社内情勢が変化し、融資額に影響が出るご年収の変化が起こってしまった場合、再審査が必要になるケースがあります。
審査とは、申込者現在の状況から6ヶ月後、1年後のお引き渡し時に融資の実行をするタイミングのことを見据えて結果が言い渡されます。ということは、それまでに5つの審査項目の変化（ご年齢以外）が起こってしまった場合、その変化した状態から再審査をする必要があります。新たにお借り入れをしてしまった場合は、そのお借り入れ後に状態で審査が必要になります（これはカーローンやカーリース、スマホ購入代金の分割払いなども対象です）。そして、新しいクレジットカードを申し込み、取得しても同じことが言えます。仮にキャッシング枠を申し込んでいなかったとしても、利用限度枠がついていますので、融資額を減額されてしまう可能性があります。利用限度額が決まっているクレジットカードとは、その金額分、すでに借入をしている状態をみなされてしまいますので、新たにクレジットカードの申し込みはしないでおきましょう。
多くの金融機関は、住宅ローンの融資を受ける条件として「団体信用生命保険への加入」があります。この保険は、住宅ローン専用の生命保険であり、この保険は、お申込者がもし仮にお亡くなりになられたり、お仕事を継続できない怪我や病気になられた時、保険会社が住宅ローンを立て替えて支払いをしてくれる内容の保険です（代位弁済と言います）。ということは、団体生命保険に加入できる健康状態であることが住宅ローンの融資を受けられる条件であると言えます。事前審査からお引き渡しまでの期間に、大きな怪我や病気になってしまった場合は、再審査が必要になり、その後、審査に通過できないといったこともありえます。
審査は現在の状態を審査して、お引き渡し時を見据えた結果を出します。そのため、事前審査から実行前審査までの期間に「審査に影響のある行動」を取ってしまうと、審査に悪影響を及ぼしかねません。今回記事に挙げた内容は、ほんの一部です。夢のマイホームを手に入れるために、住宅会社としっかり打ち合わせをして、審査に影響が出ないようにしましょう。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
