2024年金利上昇の行方は?金利上昇を念頭に入れた返済計画の立て方とは? | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2024/2/13

2024年金利上昇の行方は?金利上昇を念頭に入れた返済計画の立て方とは?

2022年から2023年にかけて世界的な物価上昇を抑えるために先進国(アメリカ、欧州、イギリス、オーストラリア)が大きな利上げを行いました。そして現在(2024年)日本でも物価上昇の波が起こっています。それに伴い、日本も利上げをするのではないか?と感じている方も多いのではないでしょうか?今回の記事では、金利上昇を念頭に入れた返済計画の立て方についてお伝えします。

金利が上昇した場合

仮に日本が利上げをし、住宅ローンの金利が上昇した場合、現在、変動金利を選択して融資を受けている方は、5年目の返済額見直しの際に影響が出てきます。この金利上昇に不安を感じて住宅購入を踏み止まっている方も多いかと思います。しかし、逆の視点を入れると、現在の金利は過去最安値であるため、希望の融資額で審査を通過するタイミングとしては今がベストであるとも言えます。

125%ルールとは?

固定金利を選択した場合、選択した年数は金利が上昇しても変化することはありません。仮に10年固定を選択したとしますと、10年間は金利が変わらないため返済額は一定になります。しかし変動金利を選択した場合は5年ごとに返済額の見直しをすることになります。これは5年固定の金利を選択した時とは違い、5年の間に変動した金利の過不足分を計算し、毎月の返済額に追加されることになります。
しかし変動金利を扱う金融機関の多くは125%ルールがあり、これは金利が上昇したとしても毎月の返済額が25%以上は上がることがないというルールになります。

金利上昇を念頭に入れた返済計画

現在、変動金利は過去最安値です。2024年2月現在の最安値は0.25%となっております。そのため変動金利を選択される方が7割以上となっております。しかし、10年後、20年後において仮に金利が1%、2%となった場合、返済額が上昇してしまいますので、住宅ローンを利用する際には、金利上昇への対策を念頭に入れておくべきであると言えます。

余裕を持った返済計画

住宅ローンの融資額を決める審査の一つには「返済比率」という算出方法があります。これは年収と年間返済額の割合になりますが、年収の額によって年間返済額の上限が決められています。ということは上限ギリギリで融資を受けてしまった場合、金利上昇によって返済額が上がってしまい、返済への負担が大きくなるため遅延や延滞を起こしてしまう可能性が出てきてしまいます。そのため、返済比率には多少の余裕を残して融資を受ける必要があります。

パートナーの収入をあてにしない

住宅ローンの返済に余裕を残す方法として、パートナーの収入は基本的にあてにしないようにしましょう。住宅ローンの返済では連帯債務や夫婦合算という夫婦で融資を受ける方法もありますが、金利上昇が起こった場合、返済への余裕が無くなってしまうので、まずはメインの収入の方のみで建築費を捻出できないかを検討してみてください。

他にもパートナーの収入を生活費として使用する場合もありますが、全てを生活費に使用するのではなく半分程度を貯蓄することができるような計画を立てると良いでしょう。

ボーナス併用を選択しない

住宅ローンの返済には、月々返済以外にも年2回ボーナス月に返済する方法があります。しかし、これはあまりお勧めしません。ボーナスとはお勤め先の業績が良い時は問題なく支給されますが、そうではない場合、支給されなくなることもあります。ボーナス併用を選択される方は1回の返済を15万円〜20万円で設定されます。毎月の返済額を少しでも楽にするために行っていると思いますが、安定しないボーナスに頼ることはできるだけやめるようにしましょう。

将来のお金の動きを見る

大きな金額の動くタイミングは、
・住宅の定期メンテナンス
・車を購入するタイミング
・お子様が高校・大学に行くタイミング

上記3点です。
この中で車を購入するタイミングに注目してみましょう。
仮に現在のお車はリース契約されているとします。お車がファミリーカーの場合、7年リースで毎月6万円前後の支払いになります。そこでリース満了が5年後とする場合、お子様のご年齢は何歳になりますでしょうか?仮に中学生に入学される程度のご年齢になっている場合、もうファミリーカーは必要なく、コンパクトカーでも良いかもしれません。その場合、ファミリーカーからコンパクトカーにリース契約を変える場合、毎月に支払い額は2万円〜3万円程度安くなります。
このように将来の支出を把握しておくだけで余裕が生まれ、金利上昇への対策を講じることができるのです。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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