2024年10月児童手当拡充予定!児童手当の使い道を将来の支出に充てる | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2024/2/23

2024年10月児童手当拡充予定!児童手当の使い道を将来の支出に充てる

2024年10月に児童手当の拡充するというが発表がありました。今回の記事では、家づくりをする上で重要となる将来の支出に向けた児童手当の使い道について解説します。

2024年10月児童手当拡充予定

2024年10月児童手当拡充予定されている児童手当の内容については以下になります。

・所得制限の撤廃
・18歳までの支給拡充
・第三子への支給増額
・隔月支給

上記について解説いたします。

所得制限の撤廃

現行の児童手当では、世帯主の年収が1200万円を超える世帯には児童手当の支給が対象外になっております。しかし、今回2024年10月からの変更により、所得制限を撤廃し、お子様のいる全てのご家庭に児童手当を支給されることとなります。

18歳までの支給拡充

現在、児童手当の支給年齢はお子様をご出産されてから中学卒業までを対象としております。第1子と第2子は月額1万円(0〜2歳は1万5千円)、第3子以降は月額1万5千円、中学生以降は月額1万円が支給されています。ただし、世帯主の年収が960万円を上回る場合は特例給付となり、支給額が減額されています。
しかし、今回の変更によって所得制限を撤廃し、さらに中学校卒業までの支給対象から高校卒業の18歳までを対象になるように拡充しております。

第三子への支給増額

現行では第三子への支給は月額1万5千円一律となっております。それが今回の変更により、月額1万5千円を月額3万円に引き上げることが発表されました。しかし、これが適用される場合は、第一子、第二子に該当するお子様が18歳未満であることが条件であり、仮に第一子のお子様が高校を卒業された場合、第三子のお子様を第二子としてカウントすることになり、月額3万円は適用されなくなり、月額1万5千円の支給となります。

隔月支給

現行の児童手当では、2月、6月、10月の4ヶ月ごとに4ヶ月分が支給されていますが、2024年10月以降は2ヶ月ごとの隔月に支給されることになります。支給月は12月を始まりとして2月、4月、6月、8月、10月となります。

児童手当の使い道

仮に二人のお子様がいるとしましょう。お子様の年齢が3歳を超えている場合、支給額は毎月1万円ずつになります。2024年12月の支給月からは、お二人分の4万円が隔月で支給されることになります。
児童手当の使い道についてですが、お子様のお洋服や学校や幼稚園・保育園にかかる費用、習い事などに使用されることが一般的かと思います。しかし、家を建てる時、例えばお子様が小学校に上がるタイミングで家を建てる場合(転校することにないように)、その後の将来に必要となる支出が追加されることになります。

将来の支出とは?

家を建てる前であれば、将来にかかる支出の中で大きな金額が動くタイミングは、

・車の買い替え時期
・お子様の高校・大学費用

上記2点が該当します。
他にも塾や習い事に必要となる支出も大きな金額になりますが、一回の支出で100万円を超える項目となるとこの2点であると言えます。

家を建てた後に追加される支出とは?

先ほどお伝えしましたように家を建てた後には将来の支出で大きな金額の動く支出が追加されることになります。それはメンテナンスの費用になります。
私たちSEISYOのような自由設計の住宅会社に建築を依頼した場合、採用する仕様によってメンテナンス費用は大きく変動しますが、仮にメンテナンス費用が低いとされる素材を使用したとしても全くメンテナンス費用がかからないということはありません。
なので、家を購入されたのであれば、将来のメンテナンス費用をメンテナンスしなくてはならない期日までに捻出しておく必要があります。

児童手当をメンテナンス費用に充てる計画

新築後は毎月の収入や年に2回の賞与(3回の会社にお勤めの場合は3回の賞与)、パートナー様の収入という世帯の収入をしっかりと把握しておく必要があります。
そして毎月、年間に必要となる支出を項目ごとに金額を管理して、収入に対して支出の項目の割り当て、もしくは積み立てを計画することをお勧めします。その理由は、計画によって不測の事態を免れるようにする対策、そして計画しておくことでお金に対する悩みを事前に準備しておき、心の余裕を持って生活をするためです。
しかし、これまでと新築後の計画はメンテナンス費用という項目が追加されるため、その費用を準備する必要があります。世帯のご年収にもよるかと思いますが、外装のメンテナンスで10年ごとに150万円を超えるメンテナンス費用を捻出するのは簡単なことではありません。

児童手当は10年でいくらになる?

これまでの児童手当であれば、お子様が6歳で家を建てた場合、10年間児童手当を支給されることができませんでしたが、今回の変更により18歳まで支給されることになりました。ということは小学校入学手前に新築した場合、10年後のメンテナンスのために児童手当を貯蓄に回すとなると、お子様がお二人のご家庭で年間24万円、10年で240万円となります。
この収入を将来の大きな金額の動く支出に充てると考えると、建物のメンテナンス費用、もしくは大学の費用に充てることを計画するのはどうでしょうか?
お二人のお子様が新築当時のご年齢が6歳と3歳である場合、

一人目のお子様:新築後の支給年数12年、合計144万円
二人目のお子様:新築後の支給年数15年、合計180万円

合計で324万円になります。
仮に私立文系に通うとなると、入学費用を含めて4年で450万円程度必要になります。二人分の学費を積み立てることは並大抵のことではありません。仮にお一人分を15年で貯蓄しようとすると、毎月2万5千円を貯蓄に回すことになるので、お二人分で毎月5万円となります。児童手当を全て大学費用に回しておくことで学費の積み立てる金額もほぼ半分になります。
もしくは、建物のメンテナンス費用に充てることも考えて良いと思います。
建物のメンテナンスは一般的に、

・5年ごとにシロアリの防蟻処理とベランダの防水施工
・10年ごとに外壁と屋根の防水塗装(採用する素材によって金額や期間は変わります)

上記2点のメンテナンスがあります。
先ほどの児童手当をこれらに充てることで、十分にメンテナンスをすることができるので、建物の健康を害することなく、いつまでに新築のような外観、性能を保つことができるでしょう。
このように新築を計画するときは将来の収入と支出をしっかりと把握しながら進めていくと、家族の笑顔あふれるマイホーム生活を過ごすことができるでしょう。

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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