平屋VS二階建て、建築費用比較 | 株式会社 盛匠|滋賀県栗東市の工務店
2023/5/19

平屋VS二階建て、建築費用比較

ここ5年ほど前では、二階建てを建築される方がほとんどでしたが、最近は平屋を建築されたいお客様が多くなってきています。ではなぜ平屋をご希望の方が多くなってきたのか?今回の記事では、平屋と二階建ての建築費用の比較についてお伝えしたいと思います。

平屋を建築される方が増えてきた理由その1

平屋を建築される方が増えてきた理由としてまず考えられる理由は、「ライフスタイルを重視して新築を考えるお客様が増えた」ことが挙げられます。そのため共働きのご家庭では、「家事を時短するために動線計画の良い家」というお考えがあり、その理由から平屋を建築されたいとなります。

平屋を建築される方が増えてきた理由その2

平屋を建築される方が増えてきた理由としてまず考えられる2つ目の理由は、「お子様の人数の減少傾向」が挙げられます。一世帯の出生児数は、結婚持続期間が15〜19年の夫婦の平均出生数のことをいい、一世帯の最終的な平均出生数のことを指しますのですが、2015年の出生児数は1.94人であり、2010年以降は2人を下回っています。お子様が1人というご家庭は18.6%、2人は54.0%、3人は17.9%、4人以上は3.3%という統計です。現在では、この統計が出された時よりも出生児数は減少しており、そのため、「世帯人数の減少によって、必要な部屋の数が少なくなり、2階建てを建てる必要がなくなった」ことが理由として挙げられます。

平屋と2階建ての建築費用の違い

平屋と2階建ての建築費用について、どちらが高額なのか?と言われれば「平屋」となります。それは2階にする予定であったお部屋を1階に持ってくるため、その分の屋根+基礎の面積が大きくなるからです。基礎は建物をしっかり安定させるために、屋根は雨風から私たちを守ってくれるため、構造的な部分でとても重要な部分であり、その分コストもかかってきます。平屋と2階建てを同じご要望で建築した場合、平屋の方が4坪程度、坪数が少なくなりますが、建築コストの密度が高くなっているため、平屋の方が総合的に高くなるのです。ただし、2階建てについては階段部分とそこまでの廊下が必要になりますから、それらが多い間取りとの比較になると、金額差も少なくなります。

床面積が大きくなるということは・・・

家は一生に一度、そして買い替えられるようなものではありません。そのため仮に30歳で建築をされた場合、最低でも70年はそこに住まわれることになります。その間、しっかりとメンテナンスを行い、維持管理を徹底していたとしても家以外の条件が悪い場合、70年という月日の中でお住まいになることは困難になります。その家以外の条件とは土地であり、地中にあります。地中の強度が軟弱ですと、仮に地震が起きてしまった時、地中が歪んでしまい、その結果建物が傾いてしまうのです。そんなことにならないために「地盤補強工事」を施してから、建物を建築していくのですが、平屋の場合、床面積(1階部分の面積)が大きくなるので、その分、地盤補強工事の費用も高額になります。

土地にかかる費用

前途のように平屋は2階建てよりも床面積が大きくなります。ということはその分、土地も広くなくてはなりません。建蔽率ギリギリに建てたとしても、やはり2階建てを建築する時に必要な土地の面積よりも広い土地が必要になりますし、仮にギリギリで建築できたとしても、隣地は二階建てである可能性が限りなく高いため、日当たりについての問題が浮上します。さらには隣地がご自身の家よりも高い家で覆われていると、圧迫感があり、それだけでもストレスになる可能性すらあるのです。なので、平屋建築にはそれ相応の土地の広さが必要であり、快適なライフスタイルを実現するために必要なことであると言えます。

平屋はやめた方がいい?

平屋と2階建てを比較しますと、これまで記載したように確実に平屋の方が建築費用は高くなります。ですが、理想を諦めてしまうほど高額になってしまうとは言いません。平屋と2階建ての設計の仕方は違いますので、そもそも比較は難しいのです。ただし、どちらにしても平屋の方が高額になることは確率的に高いと言えます。では平屋建築の金銭的なメリットはないのでしょうか?

平屋建築の金銭的メリットとは?

新築工程で言えば、2階建ての方が建築コストは低いのですが、家は一生付き合うものであり、新築時のイニシャルコストだけでなく、ランニングコストも視野に入れなくてはなりません。もし仮に2階建てを建てた場合、定期的に必要となるメンテナンス費用はご存知でしょうか?2階建てと平屋の定期メンテナンスコストを比較した際に、大きくコストの差が出る項目は以下の2点になります。
・外壁・屋根塗装工事(約10年ごと)
・ベランダの防水処理工事(5年ごと)

外壁・屋根塗装工事(約10年ごと)

平屋も当然、外壁と屋根のメンテナンスが必要になりますが、メンテナンス時に必要となる工事項目において、平屋よりも2階建てに費用がかかる項目があり、それは「足場の費用」です。カラーベストやサイディングといった建築材料を使用した場合、メンテナンスは10年に一度必要になります。その場合、仮に60年とすると6回の塗装、あるいは張り替えの費用が必要となります。平屋も2階建ても同じようにメンテナンスコストはかかりますが(塗装免責分は異なります)、足場の費用が大きく違ってくるのです。2階建ては、2階部分にも足場をかける必要があるため、その分のコストが平屋よりも2〜30万円ほど高くなります。(平屋は足場が必要ない場合もあり、ケースバイケースです)それが6回分ともなれば、費用は120〜180万円ほどの違いが出てきます。

ベランダの防水処理工事(5年ごと)

さらに平屋にはベランダが無い家が多いので、2階建ては5年ごとにおおよそ15〜20万円程度のメンテナンス費用がかか離ます。先ほどの計算では60年になるので、塗装工事という項目のみで計算したとしても、単純に180〜240万円の差が出ます。
他にも雨樋などの外装部分のメンテナンスについても、2階建ての場合は足場が必要になるケースが多いのに対し、平屋は必要ありません。設備も、平屋ではトイレが1つのケースが多いので、長期的に見て、トイレの取り替えは1つで良い。仮に60年のメンテナンス費用を比較すると、400万円以上のランニングコストの差がでます。これは大きなメリットと言えるのではないでしょうか?

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著者プロフィール

中島 盛夫
株式会社盛匠代表取締役[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

株式会社盛匠代表取締役
中島 盛夫
[保有資格:二級建築士、宅地建物取引士]

大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。

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