住宅ローンといえば、これまでは「金利」や「月々の返済額」で比較するのが当たり前でした。しかし最近では、ローンに付帯する“保障”の内容に注目が集まっています。その中核をなすのが「団体信用生命保険(団信)」です。がんや心筋梗塞、脳卒中といった大病、さらには働けなくなったときまでカバーできる団信は、もはや「保険の一部」として住宅ローンを選ぶ理由になってきました。
今回は、そんな「保障つき住宅ローン」の考え方を解説しながら、団信の基本的な仕組みから、最近注目されている特約の種類、そして民間医療保険との上手な使い分けまで幅広くご紹介します。
これまで多くの方が住宅ローンを選ぶ際、「金利の低さ」や「返済のしやすさ」を重視してきました。しかし、人生の予期せぬ出来事に備えるという観点から、最近は「保障内容」まで含めて比較する動きが見られるようになっています。
特に注目されているのが「団体信用生命保険(団信)」の進化です。従来は、万が一の死亡や高度障害に備えるものでしたが、近年では医療リスクに対応する特約が追加され、「医療保険のような役割」も果たすようになってきました。
今では「団信にどんな保障がついているか」が住宅ローン選びの基準になることも増え、安心できる暮らしのための“土台”として評価され始めています。
団信とは、住宅ローンを借りる人が加入する保険で、死亡や高度障害など、所定の事態が発生した場合にローン残高を肩代わりしてくれる制度です。金融機関によっては金利に団信の保険料が組み込まれているため、別途費用が発生するわけではありません。
これにより、万が一の事態が起きても、ご家族に住宅ローンの返済負担を残すことなく、住まいをそのまま残せるという安心があります。「住宅ローンは借金」と捉えられがちですが、団信を通して見れば「いざという時に家族を守る保障付きの仕組み」とも言えるのです。
最近では、団信にさまざまな特約が付けられるようになってきました。代表的なものを以下にご紹介します。
がんと診断された時点で住宅ローン残高が全額免除されるタイプの団信です。ステージ1などの早期がんにも対応している商品もあり、治療の初期段階から安心できる設計となっています。また、金融機関によっては診断確定時に一時金が支払われるプランなども選べます。
がん、心筋梗塞、脳卒中のいずれかを発症し、所定の状態が一定期間続くと、ローン残高が免除される特約です。例えば脳卒中後に60日以上の後遺症が残る場合などが対象となります。発症からすぐに適用されるわけではないため、保障条件をしっかり確認することが大切です。
病気やけがにより働けなくなった際、一定期間のローン返済を保険が肩代わりするプランです。収入が途絶えるリスクに備える手段として注目されています。
これらの特約は、金融機関によって金利に0.1〜0.3%程度の上乗せで提供されており、民間の医療保険や就業不能保険よりもコストパフォーマンスが高いと感じられる場合もあります。
団信はローン契約者本人に限られる保険です。そのため、ご家族の医療費や生活費まではカバーできません。また、団信ではカバーされない軽度の疾病や精神的な疾患については、民間の医療保険や所得補償保険を組み合わせて備えるのが現実的です。
団信が得意とするのは「住宅ローンを完済する」保障。一方で、民間保険は「生活を支えるための費用を給付する」保障。役割が異なるからこそ、両者をバランスよく活用することが大切です。
団信が優れた制度である一方、以下のような限界にも注意が必要です。
このため、「団信があるから安心」と思い込みすぎず、自分にとって本当に必要な保障が何かを見極めることが重要です。
団信の保障内容が充実している場合、生命保険や医療保険と重複している部分もあります。無理なく見直せる範囲で保険をスリム化すれば、月々の保険料を抑えることも可能です。
その分の浮いたお金を住宅ローンの繰上げ返済や、家族のレジャー、住宅設備のグレードアップなどに充てれば、暮らしの満足度にもつながります。
住宅ローンはもはや「借金」だけでは語れません。団信の進化により、病気や万が一の際にも“家を守る仕組み”として機能するようになってきました。
特約の内容は金融機関によって異なるため、金利の数字だけで判断せず、自分と家族にとって必要な保障がどれかを見極めたうえで選ぶことが、これからの住宅ローン選びのカギになるでしょう。
保険とローン、別々に考えるのではなく、“一体で考える”時代が、もう始まっています。
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大工としてひたむきに走り続けていた26歳のある日、お客様の娘様から頂いた現場での一言、 「良い家を作ってくれてありがとう」その言葉に建築への想いが膨らんでいく気持ちに気づいた私は、 「家づくりの最初から最後まで、じっくりをお客様と対話して、一生のお付き合いがしたい」と感じ、SEISYOを立ち上げました。
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